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200511.01更新
 

医薬品2010年問題とジェネリック
 

現在、医薬品業界で「2010年問題」が悩みの種となっています。主力製品の特許が一気に期限切れを迎えてしまうのです。特許が切れてしまうと、廉価な後発品??つまりジェネリック医薬品が次々と発売されてしまうため、利益が急激にダウンしてしまうからです。

新薬は特許出願後、20?25年間もの間、開発メーカーが独占製造・販売することができます。しかしひとたび特許が切れれば、その有効成分や製法などは国 民共有の財産。ジェネリック医薬品メーカーから同じ成分で同じ効果を持つ医薬品を廉価で販売できるようになります。しかも新薬が発売されてから長期間を経 ているので、効き目や安全性は十分確認ずみ。安全で有効、しかも安いと、ジェネリック医薬品はまさに庶民の味方なのです。

その価格ですが、新薬と比べ3割から、時には8割も安くなります。そのため欧米諸国では、新薬をしのぎ半分以上の割合で利用されています。それに対し、欧 米諸国で実施されているジェネリック使用促進策が機能していない日本は、市場の小さなジェネリック後進国。普及のためには医療機関や流通業者に経済的メ リットが生じる策を講じるなどの課題をクリアすることが必要となります。

一方、製薬会社はというと、ジェネリックに負けじと新薬の開発に奮闘中。
活発な新薬開発とジェネリック使用促進の徹底??この2本柱で、医薬品業界が危機を乗り越え活気づくことを期待したいものです。

参考:日本ジェネリック医薬品研究会HP、アステラス製薬HP、医薬協HP、フリー雑誌「R25」


愛知万博閉幕のマネー事情
 

9月25日、惜しまれながら盛況の内に幕を閉じた愛知万博(愛・地球博)。日本を含む121か国と4国際機関が参加し185日間にわたって開催されたこの 万博に来場した人数は、目標の1500万人をはるかに上回る2204万人で、入場券収入だけでも400億円以上に達しました。

閉幕前には、各国の土産物店が「後がないぞ」と大幅ディスカウント。あまりの激安ぶりに買い物客が殺到し、白熱した値引き合戦を展開。グッズ販売額は 800億円を超えたとも言われ、愛知、岐阜、三重の東海3県の経済効果は1兆2000億円以上に上ったと試算されています。

このように莫大なマネーが動いた万博ですが、閉幕後にもかなりのマネーが動いた様子。
本来売り物ではない各国パビリオンや展示物に備品の行方はと言うと、本国に送り返されたり、愛知県内をはじめとする市町村などへと寄贈されたものも多数ありましたが、売却されたものも多かったようです。

ヤフーのネットオークション“万博処分市”には多くのグッズが出品され、使い道のないようなグッズまでもが高値で競り落とされました。一方、ネパール館の 「仏教寺院一式」が2億円で売りに出されたのをはじめ、パビリオン内で直接、入場者に売却されたものも。また会場内で働いていた約1万人のスタッフも再就 職先が引く手あまたの人気ぶりで、人材派遣会社間で争奪戦が起きたほどです。

人もモノも「万博ブランド」は実に強かったようです。

参考:CHUNICHI WEB PRESS、読売新聞、asahi.com、Sponichi Annex


ブランド価値を上げるためのカギは「広報力」にアリ!
 

ブランドは商品の売れ行きや企業の収益を左右するだけでなく、バランスシートの資産価値としても認められつつあるという話は以前、紹介しました。
商品、あるいは企業が一つのブランドとなっていくためにはまず商品そのものが高い品質をもっていることが条件。ですが、それだけでは不十分。いくら品質が良くてもその商品、その企業を知らなければブランドとして認知されないからです。
最も効果的なのは新聞やテレビ、雑誌に広告を打つことです。ですが潤沢な資金をもった大企業でもない限り、そうそうできる話ではありません。ではどうしたら――。
そこで問われてくるのが広報力、つまりお金をかけずに新聞や雑誌に取り上げてもらう力です。それもやはり大企業じゃないと難しいのでは……。そんなことはありません。ちゃんと取り上げてもらう方法はあります。

ひとつは、プレスリリース。
新しい商品や事業をA4サイズほどの紙に要点をまとめて、新聞社や雑誌などにファックスで送るのです。
もちろん取り上げてもらえるかどうかは中身次第ですが、リリースの中に「業界初」「日本初」などマスコミをくすぐる内容があれば記事になる可能性は大で す。もちろん日本初でなくても「県内初」「携帯電話用メモリ業界NO.1」など、エリアや期間、ジャンルを限定したものでもかまいません。
それと送り先ですが、いきなり朝日や読売といった有名紙、人気雑誌に送ってはいけません。まずは地元の地域メディアや業界紙などに送ること。
全国紙ほどのインパクトはなくなりますが、その分掲載の可能性が高まりますし、何よりいったん記事になれば、別のメディアに取り上げられる可能性が出てきます。
実は全国紙やテレビの記者は業界紙や地方紙からのネタを拾うケースが結構あるのです。広報力のある企業は業界紙や地元メディアを大切にします。

もうひとつは、インターネット。
とくに最近はブログがきっかけとなり、マスメディアで紹介される例が増えています。
ブログに載せる内容は堅苦しくなく、ちょっとインフォーマルな情報を載せることがポイント。商品開発の苦労話、思い入れなどを知っている人に語りかけるよ うに書くといいでしょう。それとできるだけこまめに更新すること。更新回数が高ければ、検索サイトに引っかかる確率が高くなるので、アクセス数がさらに増 え、認知度はさらに高まっていきます。

イマドキの企業のブランド力アップのカギは、どうも広報力にあるようです。

参考:雑誌「頭で儲ける時代」、「絵解き広報活動のすべて」(PHP)雑誌「IRPR」(宣伝会議)「宣伝費ゼロ時代の新しいPR術」(河出書房新社)ほか