ストレスフルな時代、パッとすっきりしたいのは世の常。ということなのか、老廃物を出してすっきりするスポッ トして、女性を中心に人気を集めているのが「岩盤浴」。これは度から50度前後に温められた鉱石に横たわることで、大量の発汗作用を促し、体内の老廃物を 排出する新しい温浴法です。
発汗作用を促すのであれば、サウナがあるじゃないか、と思われる方もいそうですが、岩盤浴で流れる汗はさらっとして、サウナの汗とは違うらしいのです。料金も都心でも1時間2,000円ほどとお手頃で、しかも使用する鉱石により、肩こりや神経痛、美肌、糖尿などにさまざまな効能が期待されるとのこと。現在全 国各地に約700カ所の施設が広がっています。
岩盤浴同様の効果が期待できると、こちらも人気なのが、ゲルマニウム温浴。これはゲルマニウムを溶かし込んだ40度〜43度ぐらいのお湯に手足を浸し、やは り通常の温浴では出ない汗を出して、体の内側から浄化させるというもの。料金は20分で1,500〜2,000円と、岩盤浴に比べると割高ですが、エステ や整骨院などに併設され、顧客サービスの差別化の一環として浸透しているようです。
こうした体内の老廃物を出してすっきりさせる行為は、デトックス(毒出し)と言われ、新しい健康法のキーワードとして様々な健康ビジネスに展開されつつあります。
たとえば腸内洗浄。腸内に洗浄液を押し込み、一気に押し出す洗浄法。故ダイアナさんが行っていたということから、セレブたちの間ににわかに浸透、日本でも専用の医療施設が誕生しています。料金は1回1万円ぐらいから。
もっと「手軽に」という方には、家庭向けにパッケージ化されたコーヒー液を使った「コーヒー洗浄」というものがあります。
これは濃縮のコーヒー液を腸内に流し込み、腸内の宿便や体内の老廃物を流し出す方法。2,3千円程度のものが多いようですが、いずれもなかなか辛そうですね。
手軽にゆっくりか、ちょっと辛くても頑張るか、どちらのデトックスを選ぶのかは、あくまで「自己責任」。
いずれにしても、ためるのはお金で、ストレスの方はさっさと出してしまいたいものですね。
参考:「頭で儲ける時代」、毎日インタラクティブ、サンケイビジネスアイほか
今年の大学センター試験では初めて英語のヒアリング試験が行われました。一部ヒアリング機器に不具合があり、問題となったようですが、今後、より「使える」英語力を国全体に根付かせる動きが求められることは確かでしょう。
こうした実質的なニーズを受け、例えばこのところTOEICに押され気味だったかつての検定試験の雄、英検もケンブリッジ大学と手を組んでビジネス英語検定を新設、また簿記で有名な日本商工会議所もビジネス英語検定を設けています。かたやビジネス英語のデファクトスタンダードと化しているTOEICも、今年 5月からヒアリング力を重視した試験内容に変更が決まっています。
こうした語学検定の市場は2004年時点で170億円と、なかなかの市場規模。今後新設の検定や中国語や韓国語などのビジネスニーズが増えれば市場はじわり拡大するでしょう。
語学学校も伸びています。国の職業給付金支援制度が03年5月で切れたこともあり、落ち込みが見られたものの、語学学校市場は04年時点で3600億円とか なりの市場規模を誇っています。とくに伸びているのが幼児向け英語市場。少子化ながら910億円と語学学校市場の4分の1を占めるに至っています。
このほか語学周辺市場で大きいのは電子辞書。728億円の規模を誇り、さらに拡大中。言語別で対前年比で伸びたのは、韓流ブームを反映して韓国語。19%増の25億円です。
また中国語もビジネスニーズを受けて35億円とアジア系言語は上昇中です。ただこの数字から見る限り、語学ビジネスの中心はやはり英語、ITがこれだけ進 み、DVDなどコンテンツも多様化し、さまざまなメソッドが生まれてきているにも拘わらず、なかなか流ちょうに話せる、読み書きできる人が少ないのは、や はり日本語から最も遠い言語だからでしょうか。
かつて作家の井上ひさしは日本人がとくに英語を話せない、聞けないことについて「日本語は50音というように濁音なども含めてもせいぜい音の組み合わせが 100程度しかない。でも英語は2000とも3000とも言われる数がある。100の音で3000の音を表現するなんてどだい無理な話」と説得力のある話 をしていました。
この話はアメリカのFISという機関が発表した調査が、米国の国務省の研修生がフランス語やスペイン語を修得するために要した720時間と、日本語・中国 語などをマスターするまでに要した2400?2700時間と比べても納得がいくと思います。
ちなみに上述した分野に教材、通訳・翻訳サービス、eラーニングなどソフト関係などを合わせた語学ビジネスの市場規模は04年で、6326億円。日本人が英語が苦手な民族である限り、この市場は伸び続けるのでしょうか?
参考:矢野経済研究所サイト、yomiuri on line、日本商工会議所サイト、財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会サイト、日本英語検定協会サイト ほか
高速道路のノンストップ自動料金システム「ETC」。01年のスタート以来、利用率は低迷を続けてきました。全国展開を果たした01年12月現在の利用台 数は約5万台/日、利用率は0.9%。利用率が10%に達するのに約2年もかかり、そこから10%アップの20%まで伸びるのにさらに1年と、本格普及は まだ先の先といった感じだったのです。
ところが05年に入ってから急速に伸び始め、今年2月24日から3月2日までの1ヶ月間の利用台数は約427万台/日、利用率は57.8%と、わずか1年 で利用率は倍増。あっという間に50%を超えてしまったのでした。
牽引役となったのは、さまざまなETC限定のお得なサービス。
ETC利用者限定で、各高速道路株式会社が期間限定のお得なキャンペーンを次々と開催。そのほか、深夜の通行料金が安くなる「深夜割引」をはじめとする各種特定 時間帯割引、利用実績に応じてポイントを還元する「マイレージサービス」など、さまざまな料金割引も実施されています。
そのほかETCカード年会費の無料化など、カード会社の努力も見逃せません。
料金所で渋滞する車を横目に、割安の料金でスイスイとETC専用ゲートを通過する…車載器の値段も1万円前後とお手頃になった今、頻繁に高速道路を利用す る機会のある人は、検討してみる価値が大きいのでは!?
参考:(財)道路システム高度化推進機構HP、R25