9月6日、秋篠宮家に男児、悠仁様がご誕生した事で、流通業界は祝賀ムードでいっぱい。
経済効果は、第一生命経済研究所によると1500億円規模にのぼると期待されています。
この試算は、2001年に皇太子妃雅子様が愛子様をご出産された際の婚姻件数増加などのデータを元にしたもので、結婚費用の支出増が約590億円、出生数の増加による関連費用増が約70億円の計約660億円。
これにブライダル関連産業や出版業界、放送業界への波及効果をプラスすると計約1000億円。そしてこの数字に2001年当時と現在の景気の差などを考慮した結果、トータルで1500億円という数字が算出されました。
さらに同研究所では、お祝いムードによる消費需要増を加味すれば、さらに大きな経済効果が見込めるのではと、 締めくくっています。
愛子様のお誕生時以来、早くも育児用CDブームが再到来。出産日となった6日に、偶然にも2枚の胎教CDが発売されたのを皮切りに、さまざまなベビー・クラシックCDが発売されています。
数々の有名人の似顔絵ケーキ製作を手掛ける、名古屋のパティスリー「ラパン・アジル」においては、悠仁様版が登場。 メディアを賑わせました(一個1万5000円〜。製作は本人の承諾を得た場合のみ可)。
そのほか、「おめでとう!」などのフレーズを冠した便乗商品が多数登場。明るい雰囲気の中で、消費が加速されるのは 間違いなしのようです。
※参考:エキサイトニュース http://excite.co.jp/
産経Web http://www.sankei.co.jp/
L-Care 育児・子育て情報 http://blog.l-care.net/
パティスリー「ラパン・アジル」HP http://www1.odn.ne.jp/~cbf87660
遠いかなたに見える宇宙も、最近ではぐっと身近になってきたようです。たとえば大手旅行会社のJTBは日本ではじめて一般人向けの宇宙旅行も売り出しました。
その中身も高度100kmの超高空まで飛び出す弾道旅行から、宇宙ステーションに1週間滞在するという軌道旅行、月まで行く月旅行などのほか、1回30秒 間の無重力体験や宇宙の入り口まで超音速で達する超音速機体体験などのメニューがラインナップ。価格は最も手軽な無重力体験がお一人様約50万円からと、 意外に(?)安いようですが、最も高額な月旅行はお一人様約120億円とさすが“天文学的”価格。
一方カップヌードルで知られる日清食品は、宇宙空間でも食べられる宇宙食ラーメン「スペース・ラム」を開発。スペースシャトルに搭乗した野口聡一飛行士がおいしそうに食べた様子は記憶に新しいところです。
これまで官主導だった宇宙開発にこうした民間企業や商品が登場するようになったのはここ数年のこと。これは国の財政の見直しによる予算削減が大きいようで す。日本の宇宙開発予算は2002年の2950億円をピークに頭打ち状態になっており、当面増えそうにありません。そこで最近ではその開発費を捻出した り、新たな宇宙ビジネス市場の開拓をめざし、産学官連携が進められています。
その窓口となる宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、ユニークなビジネスアイデアや優れた技術を持つ企業と共同で、新しいビジネスの創出や地上技術の宇 宙での応用を目指した「オープンラボ」というバーチャルなラボラトリーを2年半前から運営しています。研究期間は最大3年間で現在複数の案件が進んでいま す。
たとえばスポーツ用品メーカーのアシックスは、宇宙ステーションでの足の負担を軽くした足袋のような形状の トレーニングシューズを開発。また布団メーカーの西川リビングは、宇宙でも快適に眠れる宇宙布団「SPACE FUTON」の研究開発を進めています。
現在、国内のロケットや宇宙ステーションの宇宙機器のマーケットは、国の予算と同額の約3000億円ですが、これがカーナビやGPS機能付携帯電話など宇宙利用サービスまで広げると約3兆円まで増大します。
JAXAでは宇宙開発技術への参加の敷居を低くし、裾野を広げることでさらなる新規マーケットが生まれてくるとしています。このほかJAXAではJAXAが持っている特許などの知財を解放し、民間企業などによる新たな製品づくりを進めるプログラムも展開しています。
宇宙で生まれた技術が身近なビジネスに利用できたり、自分のアイデアが宇宙開発に利用される、なんてことも夢ではなくなってきているんですね。
※参考:朝日新聞、『頭で儲ける時代』<あいであらいふ>
JAXA HP http://www.jaxa.jp/index_j.html
次世代規格でしのぎを削っているHDDレコーダー。新3種の神器と言われる注目商品です。HDDレコーダーはテレビ番組を長時間にわたって録画することができる便利な機械。1週間ぐらい出張していても毎日好みの番組ぐらいは録画してしまいます。
そのHDDレコーダーがもしかするとテレビを消してしまうかも…。
野村総合研究所は先日、2005年にHDDレコーダーが540億円もの損失を広告主に与えたという報告を発表しました。原因はCM部分のスキップ。つまり、番組の合間に流れるCMを飛ばしてしまうというわけです。
調査によれば2005年のHDDレコーダーの普及率は約15.2%ですが、その平均のCMスキップ率は64.3%。録画した番組の半分もCMが見られていないということになります。
CMはテレビ番組の収入源ですから、そのCMが見られていない、効果がないとなってくれば、いずれテレビ番組そのものが なくなってくるかもしれません。
野村総研の予測ではHDDレコーダーの普及率も5年後には44.3%に拡大すると見ており、テレビCMの価値がさらに失われていくとしています。もっとも 電通などでは、テレビ広告の基準となる視聴率は録画を対象としていませんので、収入上は影響を受けないという説をとっています。
確かに日本の総広告費5兆9625億円(2005年度)のうちテレビ広告は広告メディア別ではダントツの約2兆円。ただ広告費全体が右肩上がりなのに対 し、テレビ広告全体が前年度割れしています。テレビ広告に限らず、新聞や雑誌、ラジオといったいわゆる4大メディアはいずれも軒並み市場規模を落としてい ます(4大メディア合計で前年比99.3%)。逆にインターネット広告は対前年比で154.8%と勢いを増しています。
インターネットにすべての広告が集約されるとは考えにくいですが、現状を見る限りテレビCMの効果がかつてほどあるとは言いにくく、CMスキップの影響が今後じわじわ出てくるものと思われます。
雑誌がフリーペーパー化するのとは反対に、テレビは有料化せざるを得ないのでしょうか。
※参考:『Web2.0でビジネスが変わる』<ソフトバンク新書>
野村総合研究所サイト http://www.nri.co.jp/
Itメディアニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/31/news016.html
CNET JAPAN http://japan.cnet.com/