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2014.05.01更新
 

ロコモティブ シンドロームってなに?
 

気候がよくなり、庭仕事をしたりお出かけしたりと、体を動かす時間が長くなる時期。でも、足や腰などに不安を覚えることがあったら、それは「ロコモティブシンドローム」かもしれません。

ロコモティブシンドロームは2007年に日本整形外科学会が提唱したもので、ロコモティブオルガンという運動器を意味する言葉が語源です。日本語では「運動器症候群」と訳され、運動器の障害により日常生活での自立度が低下し、要介護やその危険がある状態を指します。つまり、ひざや関節の痛みなどで生活の制限が起きている、要介護である、あるいはそうなるリスクが高い、などの状態を指し、超高齢化を迎えた社会が抱える大きな課題ともいえます。

高齢者特有の症状と思われがちですが、実は入院・手術が必要となる運動器疾患は50代から急増しています。驚くことに初期症状は40代から始まっているそうです。これは、骨や関節、筋肉の機能が曲がり角を迎えるからと言われています。しかし、運動機能の低下は少しずつ進行するため、自覚症状がなく、気づいた時は…、となることが多いとか。そういった側面からも、注意と対策は早くから始め、日々意識を持つことが重要です。
とはいえ、実際何をすればいいのか戸惑ってしまう方も多いことでしょう。そこで、まずは自分の“衰え”をチェックすることが第一歩です。ではチェックしてみましょう。

1)片脚立ちで靴下がはけない
2)家の中でつまずいたり滑ったりする
3)階段を上るのに手すりが必要
4)横断歩道を青信号で渡りきれない
5)15分くらい続けて歩けない
6)2kg程度(1リットルの牛乳パック2本程度)の買い物をして持ち帰るのが困難
7)家の中のやや重い仕事(掃除機の使用や布団の上げ下ろしなど)が困難

いかがでしたか? 7項目のうち1つでも当てはまれば、ロコモティブシンドロームが疑われます。でも、思いがけない結果が出てしまってもあきらめないことが肝心。日々の生活の中で、負荷の少ない運動を徐々に行い習慣化することが大切です。基本は、足腰の筋肉とバランス力の強化です。無理をしないようにし、痛みや腫れが出たらすぐに中止するなど、細心の注意をしてください。また、タンパク質やカルシウム、ビタミンDを適宜摂取し、丈夫な骨と筋肉を作ることも大切です。

※参考:
一般社団法人日本臨床整形外科学会  http://www.jcoa.gr.jp/
全薬工業株式会社    http://www.zenyaku.co.jp/
味の素ヘルシーサプライ株式会社
http://www.ahs.ajinomoto.com/
NHKオンライン      http://www.nhk.or.jp/


手軽に緑茶飲料、おいしく煎茶。
 
新緑が目にまぶしい5月。いよいよ新茶のシーズンの到来です。「夏も近づく八十八夜」は茶摘みの歌として知られますが、この頃は2月4日の立春から数えて88日目の「八十八夜」にあたり、摘んだ新茶を飲むと無病息災という言い伝えがあるそうです。この言い伝えは大げさでなく、日本茶が健康によい成分を多く含んでいることはよく知られていますよね。たとえばカテキンは血中コレステロールの低下や体脂肪低下作用、抗酸化作用や虫歯予防。カフェインには眠気ざましや二日酔い防止、利尿作用。テアニンは血圧低下作用やリラックス効果。その他ビタミンやサポニンなどによるさまざまな健康効果があることが研究であきらかになっています。

これらの機能性成分に注目して開発されたのが、トクホと呼ばれる特定保健用食品の緑茶飲料。健康への高い関心を背景に、2003年の発売以来多くのメーカーが参入し、「緑茶は健康によい」ことが定着したのです。

手軽に緑茶が飲めるようになった一方で、お茶の葉の消費量は下降気味だそう。確かにペットボトルは入手しやすく、持ち運びにも便利。飲みたい時に手軽に飲める優れた飲料です。しかし急須でいれたお茶は、普通の緑茶飲料に比べ、ポリフェノールが平均して約1.4倍、うま味・甘みの成分であるアミノ酸は、約5倍多いというデータも発表されています。渋みや苦味の中にあるうま味や甘みを味わうなら急須で入れるなど、気分や状況によって使い分けてみてはいかがでしょうか?

さて、行楽シーズンたけなわのこれからの季節は、旅行でお出かけの方も多いと思います。旅の楽しみの一つと言えばグルメ、電車旅行なら「駅弁」ですよね。そのお供はやはりお茶です。現在の主流はもちろんペットボトルですが、陶製の容器で売られる「汽車土瓶入りの緑茶」や「ポリ茶瓶」も健在です。旅ならではの非日常感たっぷりのお茶を味わうのもおすすめですよ!

※参考:
公益社団法人日本茶業中央会 http://www.nihon-cha.or.jp/
茶ガイド       http://www.zennoh.or.jp/bu/nousan/tea/
株式会社伊藤園 http://www.itoen.co.jp/
花王株式会社   http://www.kao.com/jp/
サントリーホールディングス株式会社 http://www.suntory.co.jp/
駅弁資料館    http://kfm.sakura.ne.jp/ekiben/


体がおいしくめざめる朝食、グラノーラ。
 

朝ごはん、食べていますか? 文部科学省の調査によれば、朝食をまったく食べない子どもの割合は減少しているものの、食べないことがあると答えたのは小学6年生で11%、中学3年生で16%。また、毎日朝食を食べる子どもほど、学力と体力が高い傾向にあることがわかりました。もちろん大人も、朝食を抜くと脳のエネルギーが不足して集中力や記憶力の低下を招くのは言うまでもありません。

このように、1日のスタートに摂る朝食は大切なもの。体によくて栄養バランスもよいメニューを選びたいですよね。その朝食で今注目されているのがシリアルの一種、グラノーラです。

シリアルとは、とうもろこし、米、麦、小麦といった穀物類をそのまま食べられるよう加熱調理して成形した食品のこと。コーンフレークやオートミールなどが一般的です。そのシリアルの一種であるグラノーラは、ドライフルーツやナッツなどいろいろな素材がミックスされていて甘みがあり、普通のシリアルに比べて食感も強いのが特長です。ビタミンや食物繊維、鉄分などが豊富なので、美容食・健康食としても人気があり、パンケーキの次のブームはグラノーラとも言われています。実際、昨年は一部の商品の生産が追いつかずに品薄になったほど。さらに好みの穀物やフルーツを選んでオリジナルのブレンドが注文できる手作りグラノーラ専門店も出現し、話題になっています。

最近は、シリアルの種類も豊富になりました。スーパーの店頭では期間限定のフレーバーや糖質半分の「ハーフタイプ」が並び、インターネット上では高級感のあるタイプや個性的な商品がそろいます。

牛乳をかけて食べることが多いシリアルですが、実はヨーグルトとの相性も抜群です。食物繊維と発酵食品の組み合わせは最強だそうです。また、グラノーラを使ったレシピ本も出版されており、ハンバーグのたねに入れるなど、もはや「朝食」の域を超えているものも。
1800年代後半、アメリカで保養所向けの栄養食として生まれたシリアルは、忙しい朝でも手軽においしく摂れる朝食として、進化を遂げているのです。

※参考:
カルビー株式会社     http://www.calbee.co.jp/
日本ケロッグ合同会社  http://www.kelloggs.jp/ja_JP/home.html
日清シスコ株式会社    http://www.nissincisco.co.jp/
Good Morning Tokyo株式会社  http://www.gmtjapan.com/
グラノーラ・キッチン    http://www.granola.jp/
女子SPA!         http://joshi-spa.jp/
内閣府            http://www.cao.go.jp/
調査出典/文部科学省「全国学力・学習状況調査」(平成22年度)


 
 
 
 
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