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2018.01.05更新
 

静電気にお悩み?もしかすると血液ドロドロかも。
 

空気が乾燥するこの季節、服の脱ぎ着やドアの開閉のたびにパチパチする静電気に困っている方も多いのではないでしょうか。不意にくることが多いので、思わず小さな悲鳴をあげてしまうことも。

静電気とは、物と物をこすり合わせて起こる電気のこと。私たち人間、そして地球上のすべてのものは原子からできており、この原子は(+)と(−)の電気を持っています。ところが、こすり合わせるなどして(+)と(−)のバランスが崩れると、電気が外に出てきて電気を感じます。これが静電気の正体です。通常は空気中の水分を通して逃がされるのですが、空気中の水分が少ない状態、つまり乾燥しやすい冬は、電気の逃げ道がなくなるため、静電気がたまりやすくなります。

バチッと痛いので、とかく悪者扱いされがちなこの静電気。ところが、私たちの暮らしの中には、静電気を応用した製品や技術がたくさんあります。スマートフォンのタッチパネルはその代表的なもの。タッチパネルの表面は静電気で覆われており、指先が静電気を吸い取ることによって読み取っているそう。ほかにも、食品を包むラップやコピー機なども静電気を利用した製品です。

さて、しょっちゅう静電気が起きてバチバチしている人とそうでない人がいますが、この差は何なのでしょうか。もしかするとそのバチバチは体調不良のサインかもしれません。静電気が起こりやすい人を「帯電体質」といい、その原因のひとつが体内酸化です。血液がドロドロになると体が酸性化し、体内イオンのバランスが崩れます。そうなると血液が(+)に偏り、静電気が起きやすくなるのです。

野菜や海藻、きのこなどを意識して食生活に取り入れ、弱アルカリ性の体を作るよう意識するほか、身に着ける衣類の素材に気をつけたり、静電気対策グッズに頼るのも対策のひとつといえます。


※参考:
公益社団法人 日本電気技術者協会     https://www.jeea.or.jp/
日本気象協会              http://www.jwa.or.jp/
株式会社キーエンス           https://www.keyence.co.jp/
KDDI株式会社              http://www.kddi.com/
株式会社学研ホールディングス       https://www.gakken.co.jp/
中部電力株式会社            http://www.chuden.co.jp/
株式会社タニタ             http://www.tanita.co.jp/



思い立ったら“ちょい”ストレッチ
 

寒い季節は体を動かすことがおっくうになり、どうしても体がこわばりがちになってしまいがちです。そんな時こそストレッチ!体をゆっくり曲げ伸ばしするストレッチは、筋肉を伸ばす柔軟運動のひとつです。と、こんな風にあらためて言うまでもなく、今やほとんどの方がストレッチの存在をご存じでしょうし、なかには「私はもう実践派」という方も多いでしょう。

ストレッチは、関節の可動域を広げること以外にも、しなやかで疲れにくい体にすることやリラクゼーションにも効果があると言われています。いろいろな種類や方法がありますが、大人世代には「スタティックストレッチ」と呼ばれる静的ストレッチがおすすめ。これは誰の助けも借りず自分で行い、30秒程度伸ばすというやり方です。運動をあまりしない方やシニアにもやさしく、体を傷めるリスクが少ないと言われています。

スタティックストレッチは少しずつでも毎日続けるのがよく、「週に何回かやってる」「思いついたらやる」というのではもったいないんです。そこでおすすめなのが“ちょい”ストレッチです。

具体的なストレッチの方法は、本やインターネットに図解つきのわかりやすいものがあるのでそちらを参照していただくとして、“ちょい”ストレッチをするタイミングは、目ざめたふとんの中で、洗濯物を干す時に、お風呂上がりに、寝る前、椅子に座っている時、外出する前の玄関口などなど。10秒×2セットを目安にやってみてください。 コツや注意点としては、(1)筋肉が伸びていることを意識する (2)筋肉を伸ばしている時は息を吐く (3)反動をつけずにゆっくり行う (4)お風呂上がりや暖房の効いた室内など、体が暖まった状態で行う (5)痛みがある時は無理をしない の5点です。

“ちょいストレッチ”なら、1回にやる時間が短くてもちりつも効果はてきめんです。さあ、このコラムを読み終わったら腕を上にあげ、ぐーんと背伸び!体の側面が伸びているのがわかりますよ!


※参考:
江崎グリコ株式会社            https://www.glico.com/jp/
株式会社NHK出版            https://www.nhk-book.co.jp/
株式会社花王               http://www.kao.com/jp/
横浜市スポーツ医科学センター       http://www.yspc-ysmc.jp/
公益財団法人長寿科学振興財団       https://www.tyojyu.or.jp/
公益財団法人 健康・体力づくり事業財団  http://www.health-net.or.jp/



獅子舞に噛まれてご利益を
 

お正月やお祭り、おめでたい時にあらわれる獅子舞。時節柄、実際に舞っている姿を目にしたり、あるいは年賀状のデザインで目にした方も多いのではないでしょうか。

獅子舞は感覚的に和のテイストが強く、日本古来の伝統芸能と思われがちですが、実はその起源は、インド地方の宗教行事だったといわれています。

獅子舞の獅子とはライオンのこと。インドの遊牧民が力の強いライオンを神として崇め、偶像化して踊ったのが原型だそう。その踊りがチベットや中国などへ伝わり、大陸を渡って日本へ渡来しました。
日本では16世紀はじめ、病が流行した伊勢の国(現在の三重県)で、獅子の頭と胴幕を幾人かの人がかぶって踊り、悪魔祓いの儀式として始めたのが最初といわれています。

室町時代〜江戸時代初期の頃になると「江戸神楽師」と「伊勢神楽師」という団体が各地を回り、獅子舞は広まっていきました。のちに、各地域の人々によって伝承されて独自の舞いが取り入れられたところも多く、おめでたい時に舞う獅子舞として、日本の伝統芸能の一端を担っています。

日本の獅子舞は、大別すると2人以上で一匹の獅子を演じる「伎楽(ぎがく)系」と、1人で一匹を演じるいわゆる鹿舞(ししおどり)と呼ばれる「風流系」という2つの系統があり、前者は主に西日本、後者は関東・東北地方で見られます。また富山県は獅子舞が非常に多く、県内には約1200もの獅子舞が伝承されている「獅子舞県」です。

さて、そんな獅子が、舞いながら周辺の人々の頭をがぶりと噛んでいるのを見かけたことはありませんか?しかも噛まれている人はみんな笑顔です。獅子舞の獅子が人の頭を噛む仕草をするのには、理由があります。頭を噛むことによって、人についた邪鬼を食べてくれ、悪いことから守ってくれると考えられているからです。もともと獅子舞は、悪魔祓いや疫病退治から始まったもの。子どもが噛まれると、厄除けや無病息災、学力向上などのご利益があるのだそうです。さらに獅子が噛み付く=神が付く、という縁起担ぎもあるそうで、なるほど獅子舞に頭を差し出すのも納得です。

多くの人に愛されてやまない獅子舞。今度見かけることがあったら、ぜひがぶりと噛み付いてもらいましょう。

※参考:
独立行政法人 日本芸術文化振興会   http://www.ntj.jac.go.jp/
日本文化いろは事典         http://iroha-japan.net/
獅子魂               http://shishi-kon.com/
青森県鶴田町観光ウェブマガジン   http://www.medetai-tsuruta.jp/



 
 
 
 
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