秋はスイーツがおいしい季節。栗やパンプキン、ポテトなどほっくりとした甘さのスイーツの誘惑にあらがえず…。そんなわたしたちの救世主になってくれるのが、コーヒーや緑茶、紅茶などカフェインを含む飲み物です。
カフェインは、アルカロイドというアミノ酸由来の植物成分で、眠気覚まし、集中力を高めるなどのほか、利尿作用を促す、自律神経の働きを高めるなどの効果がよく知られています。さらにうれしいのは、カフェインが交感神経を刺激する作用の結果として、体脂肪の燃焼を促進する働きがあること。スイーツも安心して食べられそうですね。
100ミリリットルのコーヒーには、およそ60ミリグラムのカフェインが含まれていますが、緑茶の玉露に含まれるカフェインは、100ミリリットル中に160ミリグラムとダントツです。紅茶や緑茶にも含まれていますが、含有量としては、コーヒーや玉露にはかないません。就寝前の玉露やコーヒーは、寝付けない原因となってしまうこともあるので、注意が必要です。できれば夜はカフェインレスコーヒーや、カフェインフリーのお茶がおすすめです。
一方、受験勉強やドライブ中のコーヒーは、気分転換や眠気覚ましの定番ですよね。でもカフェインの効能が表れてくるのは、体内に取り入れてからおよそ30分後といわれており、残念ながら「今」の眠気に即効性はありません。ドライブ中は「眠くなる前に」休憩がてら飲むのが効果的でしょう。
また、最近は、やたらにコーヒー等を飲みたくなる「カフェイン依存症」なるものも聞かれるようになり、過剰摂取の問題が浮き彫りになりつつあります。妊婦への影響を唱える説もあり、カフェインを含む飲み物を、水がわりに飲むのは避けたほうが無難です。
※参考:
社団法人 全日本コーヒー協会 http://coffee.ajca.or.jp/
お茶百科 http://ocha.tv/
キーコーヒー株式会社 http://www.keycoffee.co.jp/
関西ポータルサイト http://eonet.jp/
ネスレアミューズ http://nestle.jp/
味の素ゼネラルフーヅ株式会社 http://www.agf.co.jp/
別名「こむら返り」とも呼ばれる、足のつり。「こむら」とは、ふくらはぎのこと。このふくらはぎの筋肉が急に収縮し、けいれんを起こして強い痛みを伴う症状をいいます。
こむら返りは、時を選ばずやってきます。マラソンや登山、水泳など激しい運動のあとは特に多く、昼間の運動の余波が夜中のこむら返りにつながることも。これは、疲れた筋肉が過度の刺激を受けて強く収縮するためといわれています。ほかに、大量に汗をかいたり、下痢などの脱水症状が原因で、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルのバランスが崩れて筋肉が興奮し、足がつることもあるそうです。
また中高年世代になると、こむら返りが慢性化して悩む人が激増しますが、これは、加齢に伴い筋肉量が減少し、加えて血行不良や体の冷えなど複数の要因が重なるからだそう。病気が原因で多発することも多く、糖尿病や椎間板ヘルニア、脳こうそく、腎疾患などが知られています。ひんぱんに症状が見られる場合は、病気リスクが潜んでいる場合があるので、医師の診察を受けましょう。
こむら返りが起きた時は、まずは収縮してしまった筋肉を伸ばすことが大切です。つったほうの足先を手でつかみ、つま先をそらすイメージでゆっくり傾けます。痛みが和らいできたら、ふくらはぎやひざの裏をマッサージしたり、足首を回したりして血行をよくし、硬化した筋肉をほぐしていきます。ただし、無理な力を加えると肉離れの原因になるので、ご注意を。患部をあたためるのも有効です。
こむら返りは痛みを伴うので、起きる前に予防したい。あるいは、クセになりつつあるのを何とかしたい…。そんな時は、寝る前にストレッチを行ってみてください。筋肉を使いすぎた時は特に効果的です。また、ふだんから足の冷えに気をつけ、ミネラルやビタミンB1を摂取するようにしましょう。毎晩寝る前に、250〜300ミリリットルの水分の補給もおすすめです。
睡眠障害にもなりかねない「こむら返り」。予防と対処方法を知ることも大切ですが、頻発する場合や気になる時は、お医者さんにかかりましょう。
※参考:
オムロン ヘルスケア株式会社 http://www.healthcare.omron.co.jp/
NHKためしてガッテン http://www9.nhk.or.jp/gatten/
gooヘルスケア http://www.goo.ne.jp/
ニフティ株式会社 http://www.nifty.com/