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2022.05.02更新
 

離れた国や地域をつなぐ海底ケーブル
 

 海外にいる人とのメールのやり取り、国際電話、それから海外のスポーツやニュースの映像中継、インターネットなどなど。現代の私たちは、自宅にいながら世界とつながっています。それを可能にしたのが海底ケーブル。「え?宇宙空間に浮かぶ通信衛星じゃないの?」と思われる方も多いと思いますが、国際通信の99%以上を海底ケーブルが担っていることは意外に知られていないかもしれません。
 海底ケーブルはその名のとおり、海底深くに敷設(ふせつ)されており、当然のことながら飛行機や船の上からも、その姿を見ることはできません。歴史は意外と古く、世界初の海底ケーブルは、1851年に敷設された、ドーバー海峡のイギリス〜フランス間のもの。その頃の日本は幕末で、ペリーが開国を求めて浦賀に来航したのが2年後の1853年です。
 国内では20年後の1871年(明治4年)、長崎〜上海・長崎〜ウラジオストクを結ぶ長距離海底電信ケーブルが敷設されました。今では世界全体では、地球30周分もの長さの海底ケーブルが敷設されています。インターネット上には、どこにどうケーブルが敷かれているのかが一目でわかる「海底ケーブルマップ」もあります。
 まだ記憶に新しいトンガの海底火山噴火の際は、トンガと世界をつないでいた唯一の海底ケーブルが損傷したため通信が途切れ、世界への被害状況の発信が遅延しました。東日本大震災でも一部の通信に影響が出たといわれています。海底ケーブルは、国際間の通信で大事な役割を果たしているのです。

※参考:

東日本電信電話株式会社                  https://www.ntt-east.co.jp/
エヌ・ティ・ティ・ワールドエンジニアリングマリン株式会社 https://www.nttwem.co.jp/
KDDI株式会社                       https://www.kddi.com/
朝日新聞DIGITAL                     https://www.asahi.com/
GLOBE+                         https://globe.asahi.com/
国立国会図書館国際子ども図書館              https://www.kodomo.go.jp/
ビッグローブ株式会社                   https://www.biglobe.ne.jp/
GIGAZINE                        https://gigazine.net/


大きく息を吸って、吐いて。深呼吸のすすめ
 

 新緑の季節を迎え、空気が爽やかな頃となりました。マスク着用が日常となったここ数年、気づけば大きな声でおしゃべりをする機会も減り、感染対策などで続く緊張状態がストレスにもなっています。
 長引くマスク生活で着用することにも慣れたとはいえ、影響を大きく受けているのが呼吸かもしれません。まず、マスクをすると呼吸をするのに負荷がかかり、多くのエネルギーを必要とします。また、マスクの内部には二酸化炭素の多い呼気がこもりやすく、息苦しさを感じやすくなります。この結果、呼吸する回数が増えたり呼吸が浅くなりがちに。
 呼吸の深い・浅いを意識している方は多くないと思いますが、実は浅い呼吸は心肺機能の低下をはじめ、十分な酸素を取り込めないため、体が酸欠状態になってしまうことも。「隠れ酸欠」とも呼ばれ、不眠や食欲不振、免疫機能の低下を招くこともあります。
 家事の合間やちょっと疲れたなと思った時に、意識して深呼吸をしてみましょう。息を大きく吸って吐くことで酸素が体のすみずみにいきわたり、気分が落ち着きます。
 深呼吸の基本は、まずは「口から」ゆっくり大きく、息をすべて吐く感じで、お腹をへこませます。息を吸うときは「鼻から」大きく吸ってお腹を大きくふくらませます。この繰り返しが、いわゆる腹式呼吸です。寝ている赤ちゃんは、おなかが上下に動いていますが、これは腹式呼吸を自然におこなっているしるし。まさに理想的な呼吸なのだそうです。
 深呼吸は、いつでもどこでもできます。今の季節なら、外に出て新鮮な空気を思う存分吸って、リラックス&リフレッシュしてみてはいかがでしょう。

※参考:

日本医師会        https://www.med.or.jp/
花王株式会社       https://member.kao.com/jp/kaoplaza/
パナソニック株式会社   https://panasonic.jp/
Web eclat        https://eclat.hpplus.jp/


実は身近な吹き流し
 

 風薫る5月の空を泳ぐ、こいのぼり。一緒にたなびく「吹き流し」もなかなか風流ですね。こいのぼりでいう吹き流しとは、こいのぼりの一番上で泳ぐ、5色のひらひらしたもののこと。青・赤・黄・白・黒の5色がもともとで、古来中国に伝わる「五行説」がルーツなのだそうです。大相撲の土俵上に下がっている赤房や青房などもこの考え方に基づいているとも言われます。こいのぼりの吹き流しは、邪気をはらい子どもを守ってくれる魔除けの意味があります。
 吹き流しはこいのぼりの添え物のような存在に見えますが、こいのぼりよりも歴史が古く、戦国時代にはその原型が見られます。戦の後に旗などに飾られていました。
 さて、吹き流しの意味や歴史を簡単にたどってきましたが、それでも「うちに飾るわけでもないし、そもそも年に一度見るかどうか」と思われる方が多いかもしれませんね。でも、もしかすると1年じゅう見かけているかもしれません。
 高速道路では、緑と白のしましまの吹き流しを見かけます。設置されているのは、主にトンネルの入り口や橋の上、高架下など、風が通りやすく突風が吹きやすい場所です。風が強いと吹き流しは水平に近くなるため、見ただけで風の強さを感じることができ、さらに30度の角度であれば風速約3メートル、といったように、車内にいてもおよその風速がわかるのだそうです。さらに空港にも必ず吹き流しが設置されていて、こちらはオレンジと白のしましまが多いようです。高速道路も空港も色が決められているわけではありませんが、背景と反対色、つまり目立つ色が採用されています。
 こいのぼりの吹き流しも、高速道路や空港の吹き流しも、子どもや私たちを守ってくれる役割を担っているのですね。

※参考:

国土交通省       https://www.mlit.go.jp/
東日本高速道路株式会社 https://www.driveplaza.com/
株式会社東玉      https://www.tougyoku.com/
株式会社真多呂人形   https://www.mataro-doll.com/
シャディ株式会社    https://shaddy.jp/ir/
TOYO TIRE株式会社   https://www.toyotires.jp/
バイクのニュース    https://bike-news.jp/


 
 
 
 
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