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2022.10.03更新
 

気象に関係する「男の子」と「女の子」
 

近年、世界規模で発生している猛暑や局地的な大雨などの異常気象。その要因となり得ると考えられているのが、エルニーニョ現象やラニーニャ現象です。気象関係のニュースで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象(気象庁HPより)です。具体的には、南米ペルー沖で東風が弱まることで海面水温が高くなることを言います。もともとペルーの漁師さんたちが、クリスマスの頃に暖流が現れて不漁になることを、クリスマスにちなんで幼子イエス・キリストを意味する男の子、「エルニーニョ」と呼んでいたのだそう。転じて海面水温が高くなる現象に使われるようになったのです。エルニーニョ現象が発生すると、ペルーから遠く離れた日本でも「冷夏・暖冬」になる傾向が見られます。
一方のラニーニャ現象は、エルニーニョの逆で、海面水温が平年より低い状態が続く現象を言います。かつてはアンチエルニーニョと呼ばれていましたが、男の子の対である女の子を意味する「ラニーニャ」と呼ばれるように。ラニーニャ現象が発生すると、日本では「猛暑・厳冬」の傾向が見られます。エルニーニョ、ラニーニャともに発生する原因などはまだ十分に解明されていません。
2022年はラニーニャ現象が続いていて、「冬の始めまでラニーニャ現象が続く可能性の方がより高い」と気象庁から発表されています。冬じたくの参考になさってください。

※参考:

気象庁                 https://www.jma.go.jp/jma/index.html
日本気象協会             https://www.jwa.or.jp/
国立研究開発法人海洋研究開発機構   https://www.jamstec.go.jp/j/
パナソニックホールディングス株式会社 https://holdings.panasonic/jp/
学研キッズネット           https://kids.gakken.co.jp/


植物性ミルクに注目!
 

 最近、牛乳売り場のそばに豆乳やアーモンドミルクなど、植物性ミルクといわれる飲料パックを見かけるようになりました。すぐに思い浮かぶのは豆乳ですが、嗜好の変化や健康への意識の高まりとともに今、さまざまな植物性ミルクがあります。この植物性ミルクってどんなもの?と思う方も多いようですね。種類が多くて違いがわからない、という声も聞かれます。
植物性ミルクとは、植物原料を細かく砕いて成分を水に抽出した飲料のことです。(1)豆乳に代表されるマメ科植物ベース、(2)穀類ベースのオーツミルク、(3)ナッツベースのアーモンドミルクやココナッツミルク、(4)種子ベースのごまミルク、(5)第3の穀類とも言われる擬穀類のキヌアミルクなど、ベースだけでもこれだけの種類があります。原料の違いによって味も栄養価も異なり、例えば豆乳は大豆たんぱく質が豊富でコレステロールを低下させる効果、アーモンドミルクはポリフェノールやビタミンEを含むなど、それぞれ特徴が。かつて牛乳の代替品だったのが、今や好みの飲料として根付いている面もあり、乳アレルギー、牛乳を飲むとお腹をこわす乳糖不耐症といった方々にも広く支持されています。
ひとくくりに植物性ミルクといいますが、豆乳の例をとってみても、調整・無調整、コーヒーやフルーツなどフレーバーつきの豆乳飲料などさまざまな種類があります。健康面から見ても、植物性ミルクはますます人気になりそうです。いろいろ飲み比べてお気に入りを見つけてみてはいかがですか?

※参考:

株式会社はくばく            https://www.hakubaku.co.jp/
マルサンアイ株式会社          https://www.marusanai.co.jp/
ELLE                  https://www.elle.com/jp/
朝日新聞DIGITAL             https://www.asahi.com/
Ethical Choice(エシカル・チョイス)   https://myethicalchoice.com/


教えて!糖の正体
 

おりからの健康ブームで「糖」という文字を頻繁に見かけるようになりました。食品のパッケージには、低糖質、糖類オフ、糖質ゼロなど、ついつい飛びつきたくなる言葉もたくさん。でもよく見ると「糖質」「糖類」と違う言葉が使われています。そういえば「糖分」なんて言葉もありますよね。これらはどう違うのでしょうか。
「糖質」とは何でしょう。糖質制限がお米やパン、麺類を抜いたり減らしたりすることを表す場合が多く、糖質イコール炭水化物と考えがちです。実際は“糖質は、炭水化物から食物繊維を除いたもの”で、体や脳のエネルギー源になる大切な栄養素のひとつです。糖質を摂ると太ると思いがちですが、不足すると疲れやすくなり、集中力が低下したりするので、極端な糖質制限になりすぎないことが大切です。
その「糖質」に含まれるのが、ブドウ糖や果糖、ショ糖などを総称する「糖類」、オリゴ糖などの「多糖類」、キシリトールなどの「糖アルコール」です。そう、「糖類」とは糖質の1種なのです。食後の血糖値を上げる要因になるのは「糖類」です。
そして「糖分」とは、甘さを表す一般的な言葉。特に定義はありません。栄養指導などで糖分を控えましょう、と言われたら、甘いものだけでなく糖質が多い食品を控えるという意味になります。
スーパーなどでは、糖質ゼロ・糖類ゼロ・糖質オフをうたった食品や飲料も数多く見かけます。糖質ゼロとは、ブドウ糖やショ糖(糖類)・でんぷんやオリゴ糖(多糖類)・キシリトール(糖アルコール)を含まないという意味です。一方の糖類ゼロとは、多糖類や糖アルコールは含まれている、という意味になります。糖質オフは、比較対象商品に比べて低減されていることを示すもので、〇%オフや〇%カットと表示されます。
糖質制限やごはん抜きダイエットなどの情報があふれていますが、体重を落とすことばかりに気を取られ、糖不足で疲れやすい体になってしまっては本末転倒です。「糖」の正体を見極めて付き合っていくのが、健康の秘訣と言えそうです。

※参考:

Medipalette       https://medipalette.lotte.co.jp/
Sweeten the Future   https://www.kanro.co.jp/sweeten/
味の素株式会社     https://www.ajinomoto.co.jp/
カゴメ株式会社     https://www.kagome.co.jp/


 
 
 
 
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