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2009.02.02更新
 

“道ナカ”として変身をとげる、高速道路「サービスエリア」。
 

こんな好立地なのにもったいない、もっと魅力的にできるのでは…と利用する度に感じることありませんか?高速道路のパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)内にある商業施設のことです。

家族連れのドライブ客や仕事中のドライバーなど、常に不特定多数の来店客が見込める立地特性は、出店する側にとっても大きな魅力です。駅の中に続々と誕生して好調な“駅ナカ”の次は、高速道路の“道ナカ”とばかりに、開発に本腰を入れ始めてきました。

そんな一つ、08年3月に開業した京葉道路・幕張PAの「パサール幕張」の成功例を紹介します。

「あるから使うのではなく、すすんで利用したくなる施設への脱却を目指した」(開発担当者)と強調するように、休憩がメインの従来型PAからの発想転換がスタートでした。

施設づくりではまず、地域性の演出にこだわりました。例えば、レストランでは、和洋中すべてのメニューを総花的に揃えるのではなく、地元産の食材を積極的に使ったメニューづくりを実現しました。さらに特徴的なのは、PAの上りと下りとで、商業施設のコンセプトをガラリと変えたことです。上りは、“千葉気分”をキーワードに醤油の蔵をイメージした売り場演出で、地元の名産品などを並べます。一方、下りは“東京気分”で都心のデパ地下を思わせる店づくりです。

また、従来のPAにはなかった、女性客を意識した施設サービスも展開しています。幼児のおむつ替えベッドを備えたベビールームやリラクゼーションの店も導入。トイレには化粧室を備えるなど、オトコっぽかったPAで、女性客の使い勝手を向上させたのも特徴です。

一日の平均売上高は450万円強と、東日本のPAの平均値に比べ約3倍と好調です。テナントサイド、利用者サイド、双方に利点の大きい“道ナカ”は、PA・SA事業の新たな収益源として、今後さらなる拡大が見込まれています。

※参考:日経MJ(日経流通新聞)


宇宙飛行士が食べるものと同じ「宇宙食」を、地上で、いただきます!
 

今年、09年には若田さんが国際宇宙ステーションに長期滞在し、2010年には日本人初のママさん宇宙飛行士、山崎直子さんがスペースシャトルに搭乗することが決まるなど、私たちと宇宙の関係が身近になってきたせいでしょうか。宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務める「日本科学未来館」(東京・お台場)のミュージアムショップでは、ここ最近、宇宙食の売れ行きが好調で、売上げも前年比2割増と伸びているといいます。

同ショップで扱う宇宙食は13種類。売れ筋は、たこ焼き、カレー、大学イモ、羊羹といった“和食”に人気が集まっています。買い求めるのは20代前後の若者中心で、「面白そうだし、めったに買えないものだから」というのが大半の声。

そもそも宇宙食とは、衛生面、栄養面の他、保存性や無重力空間での食べやすさといった条件が満たされたもので、07年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって、サバの味噌煮やしょうゆラーメンなど29品目が認証を受けたのが、一般的になってきたきっかけです。

その一つ、「レトルトビーフカレー」は525円と“地上”のレトルトカレーよりはやや高めですが、宇宙飛行士が実際に食べるものとまったく同じ中身という本物感がウケて、当初予定の2倍の売上げです。宇宙空間でおいしく栄養補給できるようにと、ウコンの量を約2倍にしたり、通常のレトルトカレーには使用しないカルシウムも含まれています。宇宙空間では味覚や嗅覚が鈍化するため、味付けは総じて濃いめで辛め。食べる時に飛び散らないように、粘り気も強めです。カレーは、ビーフ、チキン、ポークの3種類ありますが、一般販売されているのはビーフのみです。

また、希少性、面白さがウケている宇宙食ですが、その保存性の高さから、最近では災害時の非常食としても注目されネットなどで売れています。

宇宙で美味しく食べられることを第一に味付けされているため、地上で食べるには多少クセがあるものの、もの珍しさや話のタネ的なノリで人気を集めている宇宙食。そのうち、贈答セットやレストランのメニューに加わる日がやって来るかもしれません。

※参考:日本科学未来館 http://www.miraikan.jst.go.jp/
宇宙航空研究開発機構 http://www.jaxa.jp/
日経MJ(日経流通新聞)


「エコ意識」が最も高いのは長野県。ところで最下位は?
 

日頃の環境への取り組みを、全国に住む約2万人に聞いた『都道府県別エコへの取り組み調査*』(ブランド総合研究所)の結果によると、地域によって取り組み内容が異なっていると同時に、意識の面でもかなりの差があることが明らかになりました。

この調査は、「実際に実行している環境に配慮した行動」に関して13項目について聞き、都道府県ごとの得点を算出してランキングしたものです。主な行動項目ごとに見てみると――。

[資源ごみの分別]は、全体では88.6%もの人が実行していました。1位は北海道(93.9%)、ワーストは大阪府でしたが、それでも80.0%もの人が分別を実行していると答えており、全国的にはかなり普及しているといえます。次に高かったのが[冷暖房の温度設定]で、全体では62.7%。香川県がトップ(69/2%)で、ワーストは北海道(52.4%)でした。

[節水を心がける]は、全体では51.2%。1位は長崎県(58.5%)、ワーストは富山県(37.5%)でした。[エコバッグを持参]は、富山県が79.7%でトップ。08年4月に全国で初めてレジ袋の有料化に踏み切ったのが富山県でした。

[エコ商品に買い替え]は、全国的には13.8%とまだ低いですが、その中でも沖縄県が18.8%と最も高く、宮崎県、大分県、鹿児島県といった九州勢がベスト5に入り、この項目での意識が進んでいることがわかります。また、エコを意識して買い替えた商品別としては、エアコンをトップに、クルマ、照明器具、冷蔵庫と続きます。

エアコンの場合、買い替えた割合が最も高かったのは和歌山県。クルマの場合は滋賀県がトップ、最下位は東京都でした。ちなみにワースト5に千葉県、神奈川県、埼玉県が顔を出しており、残念ながら南関東の1都3県はクルマへのエコ意識が低いという結果となりました。

さて、そういった13項目すべてを集計した全体のランキングでは、1位:長野県、2位:京都府、3位:東京都、4位:滋賀県、5位:長崎県の順となりました(以下、略)。逆に最も得点が低かったのは高知県、ブービーも徳島県と四国2県が占めることになってしまいました。

*2008年9月、インターネット上で実施。都道府県ごとに200人以上、全国で21,269人から回答を得た。

※参考:ブランド総合研究所 http://www.tiiki.jp/


 
 
 
 
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