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2013.07.01更新
 

このひと振りが重宝します。人気のスパイス調味料、「シーズニング」。
 

一時、急拡大した“食べるラー油”が一息ついた「家庭用スパイス」市場ですが、その中で大きな変動もなく着実に好調な売れ行きを堅持しているのが、「シーズニング」です。
Seasoning----直訳すると「調味料」「薬味」「加減」といった意味があり、スパイスやハーブに塩や砂糖などの調味料をブレンドしたもので、主に料理に風味を加えるために使われます。内食志向、手作り志向の高まりや共働き世帯の増加に伴い、調理にできるだけ時間をかけたくないという消費者のニーズに呼応するように、あらかじめ味や風味がいい具合に調整された「シーズニング」が支持されるのもうなづけます。

「シーズニング」には、様々な料理に振りかけて美味しさに変化をつける“万能タイプ”から、ある限定された料理のために配合された“特定料理用タイプ”まで、各メーカー、品揃えの幅を広げています。
[エスビー食品]からは今年3月、新製品が、大挙、登場しました。まぶして焼くだけの「サーモンのハーブステーキ」、材料と煮込むだけの「ポトフ」や「ラタトゥイユ」など、“シーズニングミックス”シリーズ(各110円)に13アイテムが加わり、全35アイテムに。さらに、本格的な韓国メニュー専用の“韓シーズニング”シリーズ、全5アイテム(各110円)が新たに誕生しました。

バニラシュガー、カカオシュガーなど、振りかけるだけでトーストのバリエーションが増やせる「トーストシーズニング」で、早々と消費者の心をつかんだ[ハウス食品]。今度はホットケーキミックスに混ぜるだけで本格的なプロの風味が実現する、焼き菓子用のシーズニングを2月に発売しました。「キャラメルバナナマフィン」「アップルジンジャーケーキ」などの4種類で、店頭価格は100円前後。

“ニューヨークで生まれたハーブ&スパイス。ひと振りで、シェフの味”が謳い文句の「クレイジー・シーズニング」([日本緑茶センター])シリーズに、昨秋「クレイジーバジル」(142g/658円)が加わりました。岩塩をベースに、バジルやブラックペッパー、ガーリックなどをブレンドしたハーブソルトです。

“これさえあれば”“○○するだけで”----忙しい現代人は、この2つのキーワードに弱い? できないと思っていたメニューも“ひと振りするだけで”簡単に作れます、というアピールが消費者の簡便ニーズにフィットして拡大を続ける「シーズニング」市場。さらに押し上げるためには、新たな活用法の提案が望まれます。

※参考:
エスビー食品    http://www.sbfoods.co.jp/
ハウス食品     http://housefoods.jp/
日本緑茶センター  http://www.jp-greentea.co.jp/
日経産業新聞(2013年4月18日付)


失敗しないお酒選び。飲みきり便利な「小容量タイプ」。
 

酒類の国内消費量は、年々、わずかずつですが右肩下がりの傾向が続いています。 “若い世代の酒離れ”などがその要因と言われていますが、20〜30代の彼らは一概にアルコールが嫌い!ということではなく、単にお酒を飲むことが習慣化していないだけなのかもしれません。 こうした、“休眠需要”を掘り起こそうと、メーカー各社は様々な策を講じています。 若い世代の、“対アルコール”へのネックとなっている一つが、“容量”です。いきなり大きいサイズを買ってしまってマズかったら、という嗜好的、金銭的失敗への警戒心を払拭するために、いま、「小容量タイプ」のお酒がジャンルを超えて拡大しています。加えて、最近の“飲み比べ”人気の増加も後押ししてくれます。一種類のお酒を継続的に飲むのではなく、いろいろな種類のお酒を少しずつ飲み比べて楽しむという需要にもぴったり合致しています。

究極の“小容量”、グラス1杯分(100ml)の紙パックワインが、昨年比3倍以上の好調な売れ行きを見せています。一回飲みきりサイズ、その名も「ワングラス」([エノテカ]/336円)。オープナーもハサミも不要。手で簡単に開けられるので、ピクニックやバーベキューなどのアウトドアやスポーツ観戦に最適です。イタリア産で、赤2種類、白2種類。 [エノテカ]では、グラス2杯分(187ml)のストロー付きスパークリングワイン「ボデガー・ノートン ミニ」(500円)も好評です。 [バロークス]からは、フルボトルのちょうど3分の1、250mlの飲みきりサイズの缶ワインが登場(約450円)。缶の内側をコーティングする特殊な技術で、缶のニオイがつかず、長期の保存寿命を実現しています。

最新トレンドの、炭酸水などで割るだけで本格的なカクテルを作れる“RТM(Ready To Mix)”向けの、いわゆる“カクテルの素”シリーズを5月に発売したのは[キリンビール]。「スミノフ クランベリーレッド」「ゴードン シトラスツイスト」「ピーチツリー ピーチパッション」の3種類で、世界的に有名なリキュールをベースに、様々なフルーツフレーバーを最適な割合でミックスした商品です。シェーカー型のスタイリッシュなパッケージ。1本(200ml)で4杯分のカクテルが作れます。

例えばワインの場合。通常は30代以上が主な顧客層ですが、「小容量タイプ」は、商品単価の低さから若者に、そして健康への配慮からシニア層に、それぞれ支持されているのが象徴的な現象といえます。

※参考:
エノテカ      http://www.enoteca.co.jp/
バロークス     http://barokes.jp/
キリンビール    http://www.kirin.co.jp/
日経MJ(2013年4月3日付)


東南アジアを舞台に奮闘しています。MADE IN JAPAN飲料。
 

インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、ミャンマー、マレーシア、シンガポール(人口順)といった東南アジア主要国の人口は約5億7,700万人。人口の多さがモノを言うと言われる食品や小売りにとっては、魅力的な巨大市場です。しかも、急速な経済発展による所得の増加や、消費の中核を担う若年層が厚い人口構成など、国内の市場が先細る日本の飲料メーカーにとって東南アジア諸国は、まさにこの上なく“おいしい”成長市場になりつつあります。

[伊藤園]は昨年、ミャンマー、ベトナム、シンガポールの3ヵ国で、現地企業との合併で茶飲料の生産・販売を手がけると発表。ミャンマーに生産拠点を設けるのは、日本の飲料大手では初となります。 [アサヒグループ]は今年、インドネシア最大の食品企業と清涼飲料事業で合併会社を設立。現地での生産・販売を始める予定です。またフィリピンでは、有力財閥グループと提携し、昨年から「スーパードライ」の本格販売に踏み切った他、今夏からは、タイの現地企業と合併して「カルピス」の生産・販売もスタートします。
[サントリー]は、2011年にはタイで、2012年からはインドネシアで、緑茶ブランド「みらい〜MIRAI」を発売中。甘みのある緑茶を好む東南アジアの人の嗜好に合わせて味を改良しています。甘さを加えた「オリジナル」の他、はちみつの甘い香りが特長の「ハニー」や桜のほのかな香りのする「サクラ」の3タイプをラインナップ。

2011年、ベトナムの自社工場でビールの生産を始めた[サッポロビール]は、昨年、フィリピン、インドネシア、タイなど9ヵ国に販売網を広げています。また、2011年に[ポッカ]を買収した同社は、マレーシアに新工場を建設し、「ポッカ」ブランドの茶飲料や炭酸飲料、コーヒーなど、約100品目を生産予定。
[キリン]は、シンガポール、ベトナムに続いて、昨年、「午後の紅茶」でインドネシア市場に参入。現地のコンビニチェーン、約8,000店舗を中心に試験販売を行いました。
 1991年からインドネシアに進出している[ヤクルト]は、M&A(合併・買収)とは無縁の、地道な営業活動が奏功して販売量も2ケタの伸び。昨年には新工場を建設し、今年末からの稼働を目指します。

安い労働力を求めて“製造”の拠点だった東南アジアは、いまや“消費”の一大拠点でもあります。日本の飲料メーカーの東南アジアへ注がれる視線は、ますます熱を帯びてきそうです。

※参考:
伊藤園     http://www.itoen.co.jp/
アサヒグループホールディングス http://www.asahigroup-holdings.com/
サントリーホールディングス   http://www.suntory.co.jp/
サッポロホールディングス    http://www.sapporoholdings.jp/
キリンホールディングス      http://www.kirinholdings.co.jp/
ヤクルト               http://www.yakult.co.jp/
朝日新聞(2013年3月13日付)
日経MJ(2013年4月12日付)


 
 
 
 
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