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2009.09.01更新
 

油は肥満のもとではありません。健康のために必要な油を知ろう。
 

昨今のヘルシー志向の高まりなのか、体重増加の天敵にされているのか、敬遠されがちな油。なかには脂肪分は一切摂らない、などという方も少なくありません。でもちょっと待って。私たちの体に必要な3大栄養素が「たんぱく質」「糖質」「脂質」ということからもわかるように、油はカラダにとって必要なもの。摂りすぎは肥満や生活習慣病の原因を招きますが、不足するのも健康によくありません。エネルギーバランスを100とすると、糖質が約60〜65、脂質が20〜25、たんぱく質が13〜15%。バランスよく摂るのがポイントです。また、油には動物性脂肪と植物性脂肪があるので、植物性脂肪を5とすると動物系の脂肪が4、魚系の脂肪が1を目安にするとよいでしょう。

なかでも体内でつくることのできないリノール酸やリノレン酸といった「必須脂肪酸」は、意識して摂るように心がけたいもの。リノール酸はべに花油やひまわり油、リノレン酸はアマニ油やしそ油に含まれます。注意したいのは、意識して摂る油ではなく、食品中に含まれる油。油で揚げたお菓子やマーガリンを含むパンなどはうっかり「別扱い」になってしまうことが多いようです。

油の歴史は古く、旧石器時代は動物油脂を灯りとして使われていました。何を隠そう「あぶら」の語源は、獣肉をあぶると出てくる、ということから。ちなみに仕事の途中でおしゃべりをして道草したりすることを「油を売る」といいますが、これは江戸時代の油売りの姿が語源になっています。当時油は量り売り、ひしゃくですくった油が切れるまでの間、お客さんとおしゃべりをして間をつないでいたのだそう。仕事をさぼっているのではなく、業務上必然性があってやっていることでしたが、傍から見ているとおしゃべりに花を咲かせ、長居をしているように見えることからこのような言葉が生まれてしまったというわけです。

家庭での保管は、暗く涼しいところで保存し、開封後はできれば1〜2か月くらいで使いきるのが理想。揚げ油は3〜4回の使用を目安にします。揚げるたびに新しい油をさすと持ちがよくなるといわれています。油は上手に摂ることで、健康な若々しさを保つことができます。量とバランスを意識して摂ることが大切です。

※参考:日清オイリオグループ株式会社 http://www.nisshin-oillio.com/
社団法人 日本植物油協会 http://www.oil.or.jp/
株式会社Jオイルミルズ http://www.j-oil.com/
日本語俗語辞書 http://zokugo-dict.com/


地球の誰かと食事をわかちあうテーブル・フォー・ツーを知っていますか?
 

直訳すると「ふたりの食卓」。TABLE FOR TWO(テーブル・フォー・ツー)とは、先進国と開発途上国が、時間と空間を超え食事をわかち合うというコンセプトで始まった活動です。世界人口67億のうち、開発途上国で餓えにあえぐ人は10億人、そして先進国の肥満・生活習慣病も10億人。この不均衡を解消し、社会貢献運動とするべくテーブルフォーツーは発足しました。

いつでも気軽に参加でき、開発途上国と先進国双方が健康になれるこの活動。例えば、食事を余分に作らないこと。余らせて捨ててしまう分の食材費を募金に回す。コンビニで弁当を買う際、テーブル・フォー・ツー活動をしているものを選ぶ、など。また、対象食品を買うと20円が寄付される仕組みのものもあります。この金額は、開発途上国での給食一食分に相当します。現在の支援先は、ウガンダ、ルワンダ、マラウイの3か国。餓えに苦しむ人々が、バナナや野菜だけでなく火を通した温かい給食を食べることができるのです。日本発のこの取り組みは、参加する企業も増えているほかアメリカにも広がりつつあるそうです。

いつもの食事でできる活動であること、ちゃんと食事をとることで健康になる人と飽食を見直して健康になる人という、支援の双方にとってハッピーな活動であること。何よりも地球の誰かと食卓を囲んでいるという、ステキな気持ちにさせてくれるうれしい活動です。

※参考:特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International
http://www.tablefor2.org/jp/index_jp.html


コンドロイチンて何?
 
近ごろ耳にするコンドロイチン。配合されている健康食品や医薬品も数多く見かけるようになりました。

コンドロイチンはギリシャ語で「軟骨」を意味する「コンドロス」を語源とするムコ多糖類の一種。1861年に牛の軟骨から発見された物質で、皮ふのほか、軟骨や結合組織、粘液などほとんどの内臓や組織に含まれ、骨と骨の摩擦を防ぐクッション的な役割も担っています。

しかし年齢とともに体内でコンドロイチンをつくれる量が低下し、不足しがちに。膝や関節に不安を感じる原因となってしまうのです。コンドロイチンを多く含む食品を積極的に摂り、しなやかな関節を保つよう心がけましょう。鶏の皮、ナマコ、ウナギ、ハモ、フカヒレ、納豆、ヤマイモ、オクラなどに多く含まれています。

コンドロイチンを食品で摂る時は、カロリーオーバーに注意。鶏の皮やウナギなどは比較的高カロリーです。健康食品はカロリーを気にせず、手軽に摂取することができますが、妊娠中の方やぜんそくを持っている方は飲めないなどのルールがあります。お医者さんに通っている方は、相談してから飲むと安心です。

老化防止や美肌効果もあることがわかり、さらに注目が集まっているコンドロイチン。しなやかなカラダとハリのあるふっくら肌づくりに貢献してくれそうです。

※参考:独立行政法人 国立健康・栄養研究所 http://hfnet.nih.go.jp/contents/
ゼリア新薬工業株式会社 http://www.zeria.co.jp/


 
 
 
 
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