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2014.07.01更新
 

ラジオ体操で元気はつらつ!
 

ラジオ体操といえば「新しい朝が来た〜」で始まるあの曲を思い出す方や、夏休みに参加し、ノートや鉛筆などをもらった記憶のある方も多いのではないでしょうか。夏の朝の印象が強いラジオ体操ですが、実は学校や自治会などの運動会の開会式、就業前の体操、あるいは水泳前の準備運動など、老若男女・季節を問わずウォーミングアップとして行われているようです。

ラジオ体操の歴史は古く、1928(昭和3)年11月、逓信省の簡易保険局(現在の株式会社かんぽ生命保険)がNHKのラジオで放送したのが始まりです。現在の「ラジオ体操第1」は1951(昭和26)年、第2は翌年に発表されています。

さて「ラジオ体操第1」と「ラジオ体操第2」の違いは何でしょう?
実は製作年が違うだけではありません。「第1」は、体の筋肉や関節をバランスよく動かすことを目的とした体操で「いつでも」「どこでも」「だれでも」行える内容で構成されています。一方の「第2」は体を鍛え、筋肉を強化して柔軟にすることにポイントが置かれており、青壮年層向けにつくられています。とはいえ、第1と第2のどちらかをするのか、または両方行うかどうかは、自分の体調を考慮して選択すればよく、体操する時間も朝でなくてもよいそうです。

ところで、方言で号令をかける「ご当地ラジオ体操」があるのをご存じでしょうか。宮城県石巻市で始まった「おらほのラジオ体操」がそのきっかけとされています。その狙いと意義についてはこう記されています。

「誰もが慣れ親しんだ、気軽に参加できる日本独自の習慣であるラジオ体操を『お国言葉』でおこなうことは、地域住民の連帯感を高め、コミュニティーづくりのきっかけとなることでしょう。人と人をつなぐ交流のきっかけに広く愛される活動になることを願っています」(おらほのラジオ体操facebookより)。
今では津軽弁、茨城弁、京都弁、大阪弁、広島弁、土佐弁、鹿児島弁、ウチナーグチなどがそろっていて、購入することもできます。

ラジオ体操は、すればたちまち健康になれ、ダイエットできるというわけではありません。しかし続けることが体の筋機能の維持と増進に好影響を及ぼし、15分間のラジオ体操がウォーキングと同等の消費カロリーということで、継続して取り組むのがおすすめです。

※参考:
NPO法人全国ラジオ体操連盟    http://www.rajio-taiso.jp/
株式会社かんぽ生命保険      http://www.jp-life.japanpost.jp/
日本放送協会              http://www.nhk.or.jp/
おらほのラジオ体操facebook    https://www.facebook.com/orahonoradiotaiso
日本コロンビア株式会社       http://columbia.jp/


江戸時代、100種類ものレシピが考案されていた「豆腐」。
 
今から200年以上も前、ある本が出版されました。その本の名は『豆腐百珍』。100種類もの豆腐料理のレシピを掲載した、今でいう料理本のさきがけと言われています。この本はベストセラーになり、続編が次々と出ました。多くの人が本のレシピを見ながら新しい豆腐料理にチャレンジしていたかと思うと、豆腐がいかに多くの人々に愛され、食卓になじみ深い食材だったかがわかりますね。

今では絹ごしや木綿のほか、冷えないうちに“にがり”を加えた豆乳を固まらせた「おぼろ豆腐」や、おぼろをざるに盛って水分を切った「ざる豆腐」、容器に直接豆乳と凝固剤を入れて加熱する「充填豆腐」と、バリエーションも増えています。さらに大豆でなく緑豆や枝豆を使った有色豆腐もおなじみになりました。これらの「豆腐」に対して、焼き豆腐や油揚げ、がんもどきは「豆腐加工品」と呼ばれます。一方、大豆を使わないたまご豆腐やごま豆腐、杏仁豆腐は、厳密には豆腐ではありません。

日本各地には、その土地の風土や知恵を活かした豆腐もあります。例えば山形県には「六浄豆腐」、福島県には「つと豆腐」、島根県と山口県には「すぼ豆腐」、愛媛県には「イギス豆腐」、宮崎県には「菜(な)豆腐」、沖縄県には「島豆腐」など、名前を見ただけではどんな豆腐なのか想像がつかないような郷土色あふれる豆腐がいっぱい。名前だけでなく、地域によって大きさも異なり、都市部では300〜350gが主流ですが、地方は350〜400g。なんと島豆腐は1kgとか。そのため、豆腐を数える単位はグラムなど確定した数字ではなく、1丁2丁と数えるようになったと推定されているそうですよ。

さて、季節は夏を迎え、食欲もなくなりがち。豆腐が食卓にのぼることが多くなる時期でもありますね。冷奴ひとつとっても、薬味を変えることでまったく違う味わいを楽しめる豆腐は、大豆に含まれる植物性たんぱく質だけでなく、サポニンやイソフラボン、レシチンなどの機能成分を豊富に含んでいます。

豆腐料理のレシピである『豆腐百珍』は、国立国会図書館のデジタルコレクションとして、インターネット上で公開されています。レシピを公開しているサイトでは、さらに手軽に当時のレシピの現代語版を見ることができます。奥深い豆腐料理の数々に驚くのもさることながら、美しい料理の名前を見るだけでも楽しめること請け合いです。

※参考:
日本豆腐協会             http://www.tofu-as.jp/
一般財団法人全国豆腐連合会   http://www.zentoren.jp/
生活協同組合コープこうべ     http://www.kobe.coop.or.jp/
京都府豆腐油揚商工組合      http://tofu.or.jp/
農林水産省               http://www.maff.go.jp/
国立国会図書館            http://www.ndl.go.jp/
もぎ豆腐店株式会社         http://www.minosuke.co.jp/


冷房と除湿、こんな時はどっち?
 

高温多湿の日本で、快適な生活を送るための必需家電品であるといわれるエアコン。熱中症から家族を守るために、もはや欠かせないアイテムといっても過言ではありません。

とはいえ「冷房」では冷えすぎて寒いという理由で、「除湿」を使う方も多いようです。しかし除湿なら室温は下がらない、というのはちょっと違います。実は、除湿には2つの方式があるのです。ひとつは「再熱除湿」といって、室温を大きく変えずに湿度を下げるもの。もうひとつが「弱冷房除湿」で、こちらは弱い冷房運転をして空気中の水分を集め外へ出すことで除湿をする方式です。

またある調査では、3割の人が「冷房よりも電気代が安い」という理由で除湿モードを使用しているという結果が出ています。これは本当なのでしょうか。

「再熱除湿」は冷えすぎて寒いという悩みを解決してくれますが、部屋の空気をエアコン内部で冷やし、その空気を再度あたため直すため、電気代は冷房時と変わらない場合が多くなります。「弱冷房除湿」は一般的な冷房よりはコストが安いのですが、夜寝る時などは肌寒さを感じてしまうこともあります。

ただ、どちらの除湿方式を採用しているかは機種ごとに異なりますので、取扱説明書を参照するとよいでしょう。これから購入を考える際は、どちらが自分の希望に合っているかを検討するのがおすすめです。

冷房と除湿は、「気温が高い時は冷房」「湿度が高い時は除湿」が基本です。いずれを選択したとしても、基本的なお手入れは必要なのは言うまでもありません。フィルターの目詰まりは効率的な熱交換の妨げになるので、こまめな掃除はもちろんのこと、室外機周辺には物を置かないといったことも大切です。また、風量設定は自動に任せてしまうのも、実は省エネ性アップにつながります。

お使いのエアコンの機能や、冷房の得手・不得手、電気代等コストに対する意識など、さまざまことを考え合わせ、使い分けをするのが「使い分け技術の極意」といえそうです。

※参考:
ダイキン工業株式会社  http://www.daikin.co.jp/
株式会社日立製作所   http://www.hitachi.co.jp/
シャープ株式会社     http://www.sharp.co.jp/
調査出典/東京電力株式会社『エアコンの「冷房」と「除湿」の上手な使い方』について(2009年)


 
 
 
 
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