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2015.09.01更新
 

トランス脂肪酸ってなんだろう
 

アメリカは今から3年後の2018年6月、トランス脂肪酸を含む“部分水素添加油脂”の食品添加を規制する――――この報道のあと、日本でも大きな話題となったトランス脂肪酸。アメリカの法的規制に対し日本では規制なしということで、インターネット上には、安全性やリスクについてさまざまな意見が交わされています。

「トランス脂肪酸」とは不飽和脂肪酸の1種で、牛や羊の肉、牛乳や乳製品の中に含まれる天然のものと、油脂を加工・精製する過程でできるものがあります。問題視されているのは、加工油脂の方なんですね。実際、ショートニング、マーガリン、ファットスプレッドの3品は、食品100gあたりのトランス脂肪酸の含有量が多いとされています。当然この3つを使うパンやドーナツ、洋菓子、揚げ物にはトランス脂肪酸が含まれます。

トランス脂肪酸が注目されたのは、全米薬学協会と全米科学アカデミーが「トランス脂肪酸の摂取はできるだけ少なくするべき」という提言がきっかけです。アメリカでは2006年に食品表示が義務付けられ、WHO(国際連合世界保健機関)とFAO(食糧農業機関)との合同専門家会議では、摂取エネルギーの1%未満にするよう勧告しました。日本人の摂取カロリーに換算して1日あたり2g未満が目標量とされています。

では、現状の摂取量を見てみましょう。2008年農林水産省の調査では、日本人1人あたりの平均的なトランス脂肪酸摂取量は0.92〜0.96gで0.5%以下となり、WHOのガイドラインを下回っています。このことから日本では国による規制は行われていないのです。一方アメリカでは5.8gで2.6%とオーバーしていて、待ったなしの状況です。

とはいえ、この数字はあくまでも平均です。菓子類や菓子パン、揚げ物などに偏った食生活をしている人は留意する必要があるといえそうです。

トランス脂肪酸への関心の高さを受けて、食品メーカーの中には独自に表示するところも出てきました。また、自社製品のトランス脂肪酸含有量を情報開示しているところもあります。トランス脂肪酸に限らず、塩分も糖分も脂質も、過剰な摂取は健康に影響を与えます。特定のものだけを必要以上に心配するのではなく、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

※参考:
農林水産省             http://www.maff.go.jp/
内閣府食品安全委員会      https://www.fsc.go.jp/
公益社団法人 日本栄養士会  http://www.dietitian.or.jp/
日本マーガリン工業会       http://www.j-margarine.com/
山崎製パン株式会社        https://www.yamazakipan.co.jp/


懐かしくて新しい、カプセルトイの世界
 

小銭を投入し、ぐるりと回すと出てくる、カプセルに入ったあの玩具。中身は開けた時のお楽しみとあって、くじのスリル感が味わえるのも魅力です。プチプライスでコレクションできる楽しさも人気の秘密ですね。

カプセルトイは、省スペースで機械を設置できることもあって、スーパーやコンビニ、ホームセンター、家電量販店の店先など、私たちの生活圏内のあちこちにあります。もともとはアメリカで開発されたマシンで、日本に登場したのは1965(昭和40)年。1号機は浅草に設置され、当時は1回10円で楽しめたそうです。おもちゃ屋や駄菓子屋の店先に置かれているのを憶えている方もいるのではないでしょうか。98(平成10)年にはアニメのキャラクターブームが起きてより活性化し、カブセルトイの専門店も登場しました。呼び名も「ガチャガチャ」「ガチャ」「ガシャポン」など、各玩具メーカーの登録商標にもなっています。

中身も子供向けキャラクターはもちろんのこと、図鑑に出てくるような動物や、彫刻などの美術品、オフィスのデスクで使えるグッズなど、面白さと目新しさで大人の心をくすぐるアイテムも充実しています。コンプリートするために、専門店やインターネット等で文字通り「大人買い」をする方も珍しくありません。「買える場所」も拡大していて、観光地やテーマパークを始め、変わりダネとしては電車内にも設置されており、お土産や思い出にと人気なのだそうです。さらには、インターネットでハンドルを遠隔操作し、出てきたアイテムが自宅に届くというサービスも登場しました。

何が出てくるかわからないドキドキ感と、意外な発想のアイテム。カプセルトイは時代を超えて大勢の人びとに「ちょっとしたお楽しみ」を提供しているのですね。

※参考:
株式会社バンダイ         http://www.bandai.co.jp/
株式会社タカラトミーアーツ   http://www.takaratomy-arts.co.jp/
ガチャガチャ王国          http://dai4.com/
和歌山電鐵株式会社      http://www.wakayama-dentetsu.co.jp/
ネットdeカプセル          http://gashapon.jp/netdecapsule/


USB家電でパソコン周辺を快適空間に!
 

パソコンに必ずといっていい程ついているUSBポート。USBとは、ユニバーサル・シリアル・バスの略称で、パソコンと周辺機器を接続するための規格の1つです。パソコン本体の電源が入っていても安全に抜き差しでき、電源を供給できるのが大きな特長です。

プリンターやマウスなどの無線化が進んだことで、USBを使っていないという人も多いのではないでしょうか。そこで、空いているUSBポートを有効活用すべく登場しているのがUSB家電です。文字通り「USBで給電する家電」のことで、面白グッズ系から実用的なものまで、幅広くそろっているのです。

なかでもあなどれないのが、実用家電かもしれません。事務用品ではLED照明が、主流だったフレキシブルアーム型からスタンド型に進化し、より使いやすくなっています。掃除機や鉛筆削り器もコンセント要らずです。空調関係では、王道の扇風機にタワー型のファンが登場し、涼しさも本格的に。加湿器や除湿機、各種ヒーターまで幅広い機能とデザインがラインナップされていて、性能も折り紙付きです。

便利なプチ白物系では、冷蔵庫やドリンクウォーマー、お弁当箱を温めるポーチ、電子レンジまであるそうですから、デスクの上にちょっとしたキッチンをつくれますね。もちろん防寒グッズ系のヒーター付き手袋や腹巻、ルームシューズもなかなかの実力派のようです。

1996年に登場したUSB1.1は、2000年にUSB2.0になった際、データ転送スピードが約40倍になり、作業効率が格段に向上しました。現在はUSB3.0になり、USB2.0の10倍という超高速転送が実現しています。無線で周辺機器を使いこなすのも便利ですが、こんなに有能なUSBポートを家電だけに独占させるのは、もったいないかもしれませんね。

※参考:
アイティメディア株式会社  http://www.itmedia.co.jp/
サンワサプライ株式会社   http://www.sanwa.co.jp/
サンコー株式会社       http://thanko.jp/
日経トレンディネット      http://trendy.nikkeibp.co.jp/
ウレぴあ総研          http://ure.pia.co.jp/
DIME               http://dime.jp/
NTT-X Store          http://nttxstore.jp/


 
 
 
 
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