春。入学や就職、転居、転勤など、新しい生活を始めるのにふさわしい季節ですね。これを機会にスマホデビューや機種変更をする方も多いのではないでしょうか。
現在のようなスマートフォンが登場したのは2007年、アメリカのメーカーが発表したiPhoneでした。以来10年足らずで瞬く間に浸透し、平成27年版の情報通信白書によれば、スマートフォンの保有比率は全世帯で64%、なかでも20〜30歳代は90%以上、40〜50歳代で70%超えという高さで、ほぼ2人に1人が持っている計算となります。
スマホがとても便利なツールであることは言うまでもありません。必要なアプリを入れることで自分好みにカスタマイズできるのも大きな魅力です。しかし膨大な数のアプリの中から、何を選ぶかを迷う人も少なくありません。とりあえず初期設定で入っている状態で使い続けている方も多いのではないでしょうか。
アプリとは「アプリケーションソフトウェア」の略で、作業の目的に応じて使うソフトウェア(=コンピューターを機能させるためのプログラム)のこと。スケジュール管理や文書管理といった「仕事効率系」、ブログやツイッターといった「SNS系」、乗り換えや地図、ナビといった「交通系」を始め、「ゲーム」「ニュース」「動画/音楽」「生活」「ビューティ/ヘルス」などといったさまざまなカテゴリーに分かれています。基本的には、自分にとって便利であり価値があると思うものを入れるのが一番です。ただ、残念ながらアプリの中には不正なものもあります。不正アプリをインストールして実行すると、スマホの中身が外部に送信され、個人情報やプライバシーが流出してしまうこともあります。ダウンロードする際は公式マーケットから行い、作成者や提供元が不明のアプリはダウンロードしないこと、「アクセス許可」をよく確認し、アプリの動作に不必要な権限を求められていると思ったらインストールを中止し、インターネットで評価の口コミやランキングを見て情報収集することをおすすめします。
スマホは今や情報端末として手放せないツールであり、使いこなすほどに自分の暮らしが便利で快適になっていくものです。不正アプリやウィルスに注意することも重要ですが、あまり怖がらずに、アプリを活用してみてください。
※参考:
gooスマホ部 http://www.goo.ne.jp/
IPA情報処理推進機構 http://www.ipa.go.jp/
総務省 http://www.soumu.go.jp/
週刊アスキー http://weekly.ascii.jp/
ソネット株式会社 http://lte.so-net.ne.jp/
「特選街」(マキノ出版)
「趣味どきっ」(NHK出版)
折々の季節を迎える日本には、旬と呼ばれるさまざまな野菜や果物があります。フキやウド、山菜などの春野菜には独特のほろ苦さやえぐ味がありますが、これは寒い季節にたまった毒素を体から出して刺激を与え、カラダを活性化させるという意味があるそうです。さて、春野菜には新玉ねぎやタケノコ、菜の花などいろいろありますが、中でも人気なのがキャベツでしょう。1年中出回っているので、わたしたちの食卓にのぼる機会も多いのですが、この季節のものは「春キャベツ」「新キャベツ」といわれ、まさに今だけ。寒玉と呼ばれる冬のキャベツが、しっかり巻いてかたいものがベストといわれるのとは真逆で、春キャベツは芯の切り口が小さく巻きもゆるいものがおすすめです。
鮮やかなグリーン色、やわらかくて甘みのある葉は、サラダに最適といわれています。キャベツには食物繊維やビタミンCのほか、ビタミンUという、別名キャベジンと呼ばれるアミノ酸の一種が含まれています。同じ名前の胃腸薬があることからもわかるように、ビタミンUは胃腸を整える働きがあり、食べ過ぎ飲み過ぎさんにはうれしい食材です。加熱をせずに食べることで、これらの栄養素がいっそう効果的に摂れるというおまけもあり、春キャベツの醍醐味を味わうことができます。生でいただくのが苦手な方は、汁ごと食べられるスープにするのがおすすめです。
一度に使いきれなかった時は、芯をくり抜き、そこに水を含ませたキッチンペーパーを詰めてビニール袋に入れるか、カットしたものなら切り口の部分をぴったりラップして、冷蔵庫で保存してください。カットするよりも葉を外側から一枚ずつはがして使うほうが長持ちしますよ。
※参考:
独立行政法人農畜産業振興機構 http://www.alic.go.jp/
キユーピー株式会社 http://www.kewpie.co.jp/
JA全農青果センター株式会社 http://z-center.co.jp/
兵庫栄養調理製菓専門学校 http://www.hyoei.ac.jp/
2009年、新型インフルエンザが世界的に大流行し、マスクがあっという間に品薄になったことをおぼえている方もいらっしゃるのではないでしょうか。その頃からマスクの重要性や効果が広く認知され、今では風邪のシーズンになると「人にうつさない」「人からうつされない」というエチケットとしてのマスクがすっかり浸透しました。さらにスギ花粉対策、PM2.5対策としても重用されています。
マスクは「医療用」「産業用」「家庭用」と大きく3種類に分類されています。わたしたちがふだん使っているのはもちろん家庭用ですが、家庭用マスクとひと口にいっても、ドラッグストアなどをのぞくとおびただしい種類のマスクに遭遇します。サイズや価格、香りつきなどプラスαの機能のあるもの、さらには風邪用・花粉用という区別があったり価格帯も幅があることから、売り場の前で長考してしまう人の姿も。
そこでマスクを選ぶポイントをご紹介しましょう。購入前のチェックポイントその1は大きさです。マスクと顔との間にすき間があると花粉やウィルスの侵入を許してしまい、効果が見込めません。男性用・女性用・子ども用といった分類で売られていることもありますが、日本衛生材料工業連合会のホームページに載っている適正サイズの計測方法を参考にするとよいでしょう。その2は目的です。風邪用と花粉用の違いはフィルターの性能の違いです。風邪のウィルス粒子の方が花粉より細かいので、もし兼用するのであれば、風邪用を選んでください。
案外忘れがちですが、「装着感」も重要です。購入前に試せないのが残念ですが、ゴムで耳が痛くなる、呼吸がしにくいなどの不快感もチェックしましょう。最近は、装着感の良さやメガネが曇りにくい、メイクくずれがしにくいといった高機能マスクも多数あります。言うまでもありませんが、使い捨てタイプのマスクの目安は1日ですから、何日も連続装用するのは避けてくださいね。
近ごろは、こうした「健康面」だけでなく、女性がノーメイクを隠すためにマスクをつけることもあるそうです。そのためマスク姿の美しさを追求した商品もあるほどです。さらに外部とのコミュニケーションが煩わしい時に着用する人もいるということですから驚きです。また、ガーゼのマスクを手作りするための書籍も発行されています。どちらもマスク姿が特殊でなくなった今だからこそのトレンドと言えそうです。
※参考:
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 http://www.jhpia.or.jp/
ユニ・チャーム株式会社 http://www.unicharm.co.jp/
興和株式会社 http://hc.kowa.co.jp/
ミドリ安全株式会社 http://www.midori-anzen.co.jp/
日経トレンディ http://trendy.nikkeibp.co.jp/