夏のスタミナ食の定番といえばにんにくですが、今やそれに負けない人気なのが、ねばねば食品です。その代表格が納豆!オクラやモロヘイヤ、山芋と並んで夏のパワーの源ですね。
さて、あなたは納豆をどんな風に食べていますか?代表的なのは、たれとカラシにネギや生卵といったトッピングを加える食べ方だと思いますが、地域独自のものやアレンジも含め、実に多くの納豆レシピが存在します。
まずお国柄篇として取り上げたいのは、北海道の「納豆に砂糖」です。何でも砂糖と醤油をまぜ、甘じょっぱい味付けでいただくのだとか。青森県の津軽地方では、太宰治の生家がルーツとされる「筋子納豆」、山形県の「納豆汁」、岩手県一関市は「炒め納豆」、新潟県では刻んだ野菜や漬け物と混ぜる「きりざい」、熊本県では馬刺しを混ぜ合わせた「桜納豆」など、全国にふるさと納豆のおいしさがあります。
納豆は好き嫌いに地域偏差があり、東日本や九州ではよく食べられていますが、近畿・北陸・四国では苦手な人が多いようです。それでも納豆の郷土食はあり、京都の一部地域では、お正月にお雑煮の代わりに「納豆餅」を食べる慣わしが受け継がれています。さらに鳥取市では、健康のために納豆を食べられる子を増やそうと、納豆を使った給食メニューを開発。「スタミナ納豆」と名づけられ、今では給食メニューとして大人気なのだとか。
納豆の良いところは、このように幼い頃から食べ慣れた味のほかに、好きなように食べられることでしょう。トッピングも、キムチ、海苔、マヨネーズ、ポン酢といった定番から、オリーブオイルやラー油、チーズ、アボカド、チリソースと、何でもござれ。混ぜる食材を選ばないので、チャレンジするのも楽しみです。
二千年以上も前から伝わる納豆ですが、諸説あるうちの一説は「源義家の馬の飼料」というもの。長引く戦いに馬の餌が不足し、義家が農民に飼料として煮豆を出させたものの、冷まし方が不十分だったため、わらの中で糸を引いて発酵。試しに食べたところ美味であったので、義家に献上され、将軍に納めた豆=納豆と名付けられたといわれています。献上された場所が茨城県水戸市郊外であったという説もあり、水戸の納豆は名物になったそうです。
7月10日は「納豆の日」。今日の納豆には、何を入れますか?
※参考
全国納豆協同組合連合会 http://www.natto.or.jp/
日本経済新聞電子版 http://www.nikkei.com/
納豆学会 http://www.nattou.com/
株式会社笹沼五郎商店 http://www.tengunatto.jp/
公益財団法人 鳥取市学校給食会 http://www.tgk.jp/
クックパッド http://cookpad.com/
近年、夏が暑くなったと言われます。気象庁の観測からも、100年間に1℃温度が上昇している傾向が見られますし、何よりも体感として昔よりも「真夏日」や「熱帯夜」が増えているように感じますよね。
そんな夏を快適に過ごすために欠かせないのがエアコンです。熱中症予防の見地からも適切な使用が推奨されています。でも直接風が当たって体が冷えたり、逆に効きが悪かったりという経験をされている方も少なくないのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが「サーキュレーター」です。家電量販店などに行くと、エアコンや扇風機とともにサーキュレーターが並んでいます。扇風機とサーキュレーターはともに羽が回って風が送られてくる電化製品で、見た目は同じように見えますが、この2つはまったく違うもの。
扇風機が人間を涼しくするために広い範囲に風を送るのに対して、サーキュレーターは、遠くまで届くような強い風を起こすもの。つまり、部屋の空気をかき混ぜ、循環させる働きがあるのです。でも、なぜ空気を循環させるといいのでしょうか。その謎をとく鍵は「空気の重さ」です。
あたたかい空気は軽いので部屋の上に、冷たい空気は重いので下にたまります。そのため、部屋内の温度にムラが出てしまいます。
サーキュレーターを使うと室温が均一になるだけでなく、温度・湿度ともに下がるという効果も実証されています。つまりエアコンだけで冷房するよりも経済的というわけです。
夏も冬も使えるのもポイントで、季節を問わずサーキュレーターは天井に向けて風を送りますが、その際エアコンの風向きは「夏は水平」「冬は下」に設定してください。
室内干しした洗濯物の乾燥にも効果があるとされるサーキュレーター、一家に1台あると大活躍かもしれません。
※参考
気象庁 http://www.jma.go.jp/
電力比較サイト エネチェンジ https://enechange.jp/
アイリスオーヤマ株式会社 http://www.irisohyama.co.jp/
TDK株式会社 http://www.tdk.co.jp/index2.htm
一流アスリートが常に意識し鍛えていることでも有名な「体幹」。ヨガやダンス、体操をされている方なら、よく聞くのではないでしょうか。体の幹と書いて「たいかん」。具体的に体のどこを指すのかあいまいなまま、雰囲気でわかっているつもりになっている方も少なくないようです。
体幹とは、頭と腕・足を除いた肩から腰までの胴体部分のこと。立つ、歩く、座る、走るなどの基本的な動作を支え、手足を伸ばすといった動きの土台や、踊ったりボールを投げたりといった運動の軸にもなる、文字通り「体の幹」です。
体幹には筋肉もあるので、鍛えることが可能です。しっかりした体幹は体を安定させてくれ、転倒やつまずきの予防にもなります。さらに骨盤が正しい位置になり、姿勢がよくなり腰痛や肩こりが改善。基礎代謝もアップするので太りにくい体になるという、ダイエットの側面でもうれしい効果もあるようです。
さて、ここまで「体幹」のことを知って、別の疑問がわきおこりませんか?そう、「インナーマッスル」です。体幹とどう違うのでしょうか。
インナーマッスルを訳すと深層筋。具体的には、体幹内の筋肉の中でも深いところにある筋肉です。日常生活における動作で最初に動く筋肉と言われ、バランスを微調整するなどの働きがあります。つまり体幹の一部にインナーマッスルがあり、体幹を鍛えることはインナーマッスルを鍛えることになるのです。
体幹を鍛える方法は、書籍やインターネットなど様々な方法で入手できます。手軽に始めるなら、バランスボールに乗る、背筋を伸ばして立つなど、毎日の中でちょっと体幹を意識するだけでも違いますよ。自信のない方や確実に行いたい方は、ヨガなどのレッスンを受けるのがおすすめです。
※参考
オールアバウト http://allabout.co.jp/
コンデナスト・ジャパン http://gqjapan.jp/
日本テレビ放送網株式会社 http://www.ntv.co.jp/
株式会社エイ出版社 https://www.ei-publishing.co.jp/