暮らしの情報・豆知識
2016.12.01更新
 

IoTで変わる、わたしたちの暮らし
 

毎日のようにニュースや新聞で見かけるIT用語。カタカナどころか最近はアルファベットだけ、という用語も多く、もはや何が何だかわからないという方も少なくないでしょう。その、わかりにくいアルファベットのIT用語、「IoT(アイ・オー・ティー)」が今回のテーマです。

IoTとは、「Internet of Things(インターネット・オブ・シングス)」の頭文字です。「モノのインターネット」と訳され、モノがインターネットでつながることを表わす言葉です。あれ?私のパソコンやスマホはもうネットにつながっているけど、、と思いますが、ここでいうモノとは、通信機能を持たないさまざまな「モノ」。家電、住宅、時計、メガネ、車といった生活に直結するものから、製造や物流などの社会インフラまで、まさにあらゆるモノを含みます。

想像してみてください。もし冷蔵庫がネットにつながっていたら、外出先から庫内にある食材をチェックすることができ、献立が簡単に。余計な食材を買う心配もなくなりますね。天気予報と連動したクローゼットなら、その日に着ていくベストな服を提案してくれそう。かかりつけの医療機関とつながっていれば、健康管理や記録をお医者さんと共有でき、変化があれば受診を勧めてくれるでしょう。

もちろんすでに実用化されている製品もあります。離れて住む家族にメールで使用状況を知らせる電気ポットや、コインロッカー、宅配ボックス。ネットで予約した飛行機にチケットレスで搭乗できるサービスもその1つです。この他にも、トイレを使った健康管理や鍵から空調から家電からというまるごとIoTの住宅、涙から血糖値を測定するコンタクトレンズなどは、実用化に向けての研究が進められています。

IoTを活用するメリットはいろいろありますが、わたしたち生活者にとっては今まで以上に便利で安心な社会になること、でしょうか。今はちょっと難しくて実感がわかなくても、IoTとAI(人工知能)のニュースには要注目ですよ。


※参考
経済産業省       http://www.meti.go.jp/
読売新聞社       http://www.yomiuri.co.jp/
毎日新聞社       http://mainichi.jp/
東洋経済オンライン   http://toyokeizai.net/
ニフティクラウド    http://mb.cloud.nifty.com/
象印マホービン株式会社 https://www.zojirushi.co.jp/
沖電気工業株式会社   https://www.oki.com/jp/
糖尿病ネットワーク   http://www.dm-net.co.jp/


古くて新しいおいしさ、ほうじ茶
 

ほうじ茶が熱い!…といっても、お茶の温度の話ではありません。熱い視線を浴びているのは、ほうじ茶のおいしさ。2009年、コーヒーのチェーン店が発売したラテがそのきっかけになったとされています。香りの良さはもちろんのこと、ミルクとの相性の良さや新しい味わいに誰もが驚きました。

ほうじ茶とは、煎茶の葉をキツネ色になるまで強火で焙煎したお茶のこと。茶葉を炒ることでカフェインが少なくなり、おやすみ前に飲んでも大丈夫。また、赤ちゃんや妊婦さんにも安心です。苦味や渋みもないため、食事のお茶にもよく合います。さらに、ほうじ茶独特の香ばしい香りにはリラックス効果もあるそうですから、仕事や家事の合間に飲めばほっとひと息できることうけあいです。

ほうじ茶をこよなく愛することで知られるのは、石川県です。何でも茶葉の売上げの5割以上をほうじ茶が占めるそうですよ。全国的にも珍しい、煎茶の茎を焙じたお茶は「加賀棒茶」と呼ばれ親しまれています。
ほうじ茶をいれる時は、沸かしたての熱ーいお湯を一気に注ぎましょう。こうすることで香りがいっそう引き立ち、おいしさが際立ちます。時間がたってもお茶の色や味が変わらないので、マイ水筒で持っていくお茶としてもおすすめです。

香りがなくなってしまったほうじ茶の葉は、フライパンで焙じ直すと香ばしさが戻ってきます。また古くなったり余っている煎茶の葉からも、簡単にほうじ茶がつくれます。

ほうじ茶にミルク(牛乳や豆乳)をいれ、シナモンやマシュマロ、黒糖やきなこなどお好きなものをトッピングすれば、自宅でもおいしいほうじ茶ラテが楽しめます。インターネットのレシピサイトをのぞけば、プリンやケーキを始め、ほうじ茶を使った肉や野菜の蒸し料理や煮込み料理、ごはんやおこわがヒットします。

古くからそばにあり当たり前すぎて気づかなかったほうじ茶のおいしさが、今、新しい形になって再び注目されています。


※参考
東京都茶協同組合            http://www.tokyo-cha.or.jp/
株式会社伊藤園             http://ocha.tv/
NHKオンライン             http://www.nhk.or.jp/
アサヒビール株式会社          http://www.asahibeer.co.jp/
一保堂茶舗               http://www.ippodo-tea.co.jp/
森乃園                 http://morinoen.jp/top
石川県観光情報ホームページ       https://www.hot-ishikawa.jp/
スターバックスコーヒージャパン株式会社 http://www.starbucks.co.jp/

「別冊Discover Japan CULTURE 日本茶のこと説明できますか?」(エイ出版社)


見る場所探しも楽しい、初日の出
 

新しい年の最初の日、1月1日の朝に昇る太陽を「初日の出」と言います。一説には歳神様が日の出とともにやってくると考えられていたそうで、古くからのしきたりと思われていますが、意外にも盛んになったのは明治以降です。

初日の出というと、話題になるのが「どこに行けば一番早く見られるか」ですね。太陽は東から昇るわけですから、日本で一番早く初日の出が見られるのは最東端にある場所です。それが「南鳥島」で、東京から南に1,000km離れた小笠原諸島にある島の1つです。しかしここは一般人が行くことはできません。島以外ではどうかというと、東には関係のない富士山の山頂なんです。標高が高い場所ほど日の出の時刻が早いからです。しかしここも、この時期は登頂自体がむずかしく、一般的ではありません。早さだけで言うとこのように特殊な場所になってしまいますが、「島以外」「平地」でという条件で言えば、最も早いのは千葉県の犬吠埼です。逆に遅いのは西端の与那国島で、犬吠埼から実に50分ほど遅れての初日の出になります。

最近は、飛行機やヘリコプターで上空から初日の出を楽しむツアーや、東京スカイツリー、アベノハルカス等の高層建物から見る初日の出も人気です。東京都庁をはじめ高層ビルの中には初日の出のために特別に開放するところもあるので、調べてみると意外な穴場スポットに出会えるかもしれません。海上保安庁や国立天文台のホームページにも、全国各地の初日の出情報が掲載されています。

さて「元旦の朝、山からご来光を拝んできた」とも言いますが、初日の出とご来光は同じなのでしょうか。答えは×です。「日の出」のことを指しているという点では同じですが、ご来光は阿弥陀如来の「ご来迎」をなぞらえた言葉であり、元日に限らず山頂から見る日の出を指します。つまり「元旦の朝、山からご来光を拝む」のは初日の出のことで間違いではありませんが、「元旦の朝、海岸でご来光を見た」という使い方はできないわけです。
2017年の初日の出まであと1か月。どこで見るか、今からプランを立ててみてはいかがですか?


※参考
公益社団法人日本観光振興協会  http://www.nihon-kankou.or.jp/
NHKオンライン         http://www.nhk.or.jp/
国立天文台           http://www.nao.ac.jp/
海上保安庁           http://www.kaiho.mlit.go.jp/
ぐるたび            https://gurutabi.gnavi.co.jp/
日本航空            http://www.jal.co.jp/
全日空             https://www.ana.co.jp/
東京都庁            http://www.yokoso.metro.tokyo.jp/
富士登山オフィシャルサイト   http://www.fujisan-climb.jp/

「常識として知っておきたい正しい日本語の練習」(朝日新聞校閲センター著)


 
 
 
 
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