クリスマスが近づき、店先や玄関先にクリスマスリースが飾られているのを目にします。収納や準備、片付けに手間のかかるツリーと比べて、さっと飾れるリースは負担が少ないことから、忙しい方やご年配の方から支持されているのだとか。しかもデザインや素材のバリエーションが多く、家庭ごとの個性で彩られた玄関ドアを見ているだけでも楽しいですよね。
クリスマスリースの由来は諸説ありますが、古代ローマ時代、勇者をたたえるために頭に載せた葉っぱの冠がルーツである、という説が一般的とされています。クリスマスと無関係なのは意外ですね。多彩なデザインを誇るリースの多くが「輪」の形であるのも、もとは冠だったことを考えれば腑に落ちます。ほかに「輪」には、永遠、終わりがない、という意味もあり、のちにクリスマスにリースが飾られるようになったそうです。
デザインや素材が豊富なので選ぶ楽しさがあるのもリースならでは。緑と赤の定番カラーをはじめ、シルバーと青、白一色などモダンなタイプ、枝や松ぼっくりをあしらったナチュラル系などがあり、雑貨店や花屋で買えます。また、輪のフレームや造花などの材料が100円ショップなどで手に入ることから、手作りするのも簡単です。パッチワークやビーズ、ドライフラワー、トールペイントなど、ハンドメイドなら世界に一つしかないリースが完成です。
街じゅうがキラキラするこの季節、玄関ドアのリースだけでなく、エクステリアなどもデコレーションするだけで、季節感や温かみのある素敵な場所になるのでおすすめです。
※参考:
株式会社ベネッセコーポレーション https://www.benesse.co.jp/
東京カラーズ株式会社 http://www.tokyo-colors.com/
LOVEGREEN https://lovegreen.net/
お花ドットコム http://www.087.com/
首や肩のコリに悩まされているという方は多いのではないでしょうか。およそ5kgもあるという頭を支えている首の近くの肩の筋肉は、常に緊張していてフルで働いている状態だと言われています。肩コリも腰痛も筋肉の緊張が強くなるのが原因で起こるのですが、現代のコリは、昔のそれとはちょっと異なるとか。パソコンやスマホを多用する現代人の生活は、新たな肩コリを生み出しているのです。
いまどきの肩コリとは、端末の画面を指で動かす、細かい作業を繰り返すことによって起こる慢性的なコリのこと。たとえばデスクワークで長時間、同じ姿勢でパソコンを操作するなど、肩の深層部にある小さな筋肉群や筋膜(きんまく)を酷使することで引き起こされます。筋膜という言葉、あまり聞いたことがありませんね。でもこの筋膜こそキーワードなのだそう。筋膜は文字通り筋肉を覆う薄い膜のことで、ここにシワができたり緊張が続くことでコリや痛みが発生します。このタイプの肩コリは、昔ながらの「揉む」方法で楽になるのは一時的で、すぐにぶり返してしまうのが特徴です。「筋膜マッサージ」もいろいろあるので、インターネットや書籍などで情報収集することをおすすめします。
パソコン作業やデスクワーク、車の長時間運転が続いた時は、休憩がてらストレッチで体をほぐしましょう。シャワーでなく湯船につかる、心地よいパジャマや寝具で質の良い睡眠を心がけるなどし、普段の生活の中でコリを「つくらない」「残さない」ようにすることも大切です。
※参考:
NHK 健康チャンネル https://www.nhk.or.jp/kenko/
塩野義製薬株式会社 http://www.shionogi.co.jp/
こころの耳 http://kokoro.mhlw.go.jp/
株式会社ワコール https://www.wacoal.jp/
日没間近の夕暮れ時は、黄昏(たそがれ)ともいいます。「誰(た)そ彼(かれ)」、彼は誰か?と言うほど人の顔を見分けにくくなる時間帯というのがその語源とも言われます。現代は街灯のおかげで昔とは段違いに明るくなったとはいえ、この時間帯は注意が必要です。
警察庁が発表した統計によると、一日のうちで歩行者が死亡する交通事故が起こりやすい時間帯は夕暮れ時、17〜19時台が突出しています。警察庁ではこの時間を「薄暮(はくぼ)時間帯」と言い、注意を呼びかけています。さらに12月の冬至の頃の日照時間は、夏至と比べて東京で約5時間も短く、暗くなるのが早いため、年間で見ても交通事故の多い月なのです。
歩行者としてできる対策として交通ルールを守るのはもちろんですが、車の運転者から見えやすい明るい色の服装を心がけてください。また、自分を守るためのグッズを身につけることもおすすめです。なかでも反射材を使ったグッズは、衣類、帽子やかばん、傘から、キーチェーン、リストバンド、シールなど種類も多く手軽に使えます。ほかに腕や首に装着できるタイプのLEDライトも便利です。
車を運転する時は、ヘッドライトを早めに点灯するようにしましょう。自分の視界を確保するだけでなく、歩行者や自転車に自分の車の存在を知らせるためにも大切なことです。また、状況に応じてハイビームとロービームを使い分けて活用しましょう。
昼が短いだけでなく歳末で何かと気ぜわしいこの季節、いつもより安全を心がけてよい年をお迎えください。
※参考:
警察庁 https://www.npa.go.jp/
政府広報オンライン https://www.gov-online.go.jp/
一般社団法人 日本反射材普及協会 https://jp-respa.com/
三省堂 Web Dictionary https://www.sanseido.biz/index.aspx
統計データ出典:「平成29年上半期における交通死亡事故の特徴等について」(警察庁交通局)