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2020.06.01更新
 

6月18日は「おにぎりの日」
 

食に貪欲で恵まれているこの国では、B級グルメや海外からの日本上陸と、常に何かしらの食のブームに沸いています。そんな華々しいスターな食品たちを横目に「いつものポジション」をキープし続けているのがおにぎり。脚光を浴びなくてもその安定した人気は折り紙付きですね。

さて、あまり知られていませんが、6月18日は「おにぎりの日」です。語呂合わせでもなさそうだけどなぜ…?と思う方もいらっしゃるでしょう。この日に制定されたのには意外な、そして奥深い理由があるのです。

1987年(昭和62年)、石川県中能登町にある弥生時代の集落跡、チャノバタケ遺跡の竪穴式建物の窓際からある「モノ」が出土しました。もち米を蒸したあと焼いてあり、今でいうチマキに近い食べ物だと判明。これが日本最古の「チマキ状炭化米」、つまりおにぎりなのです。中能登町は旧名を「鹿西町(ろくせいまち)」といい、「ろく」ということで6月、さらに毎月18日は米食の日だったことから、この日をおにぎりの日と制定したそうです。まさか記念日のルーツが弥生時代のおにぎりだったとは!

さて、「おにぎり」と「おむすび」に違いはあるのでしょうか。形の違いによる呼び分け説、地域によって異なるなど諸説あるのですが、おにぎりとおむすびは同じもの、というのが共通の認識です。

そのおむすびにも「おむすびの日」があります。阪神淡路大震災の際、避難した人々に炊き出しで配られ、感謝の声が上がりました。このことに由来して1月17日に制定されています。

ごはんを握りながら、つくる人と食べる人を結ぶ、そんな名前を持つおにぎりは、弥生時代からの長い長い歴史を持つ日本のソウルフードです。


※参考:
一般社団法人おにぎり協会 https://www.onigiri-japan.com/
日本おにぎり協会     https://www.onigi-re.com/
石川県中能登町      https://www.town.nakanoto.ishikawa.jp/
同志社女子大学      https://www.dwc.doshisha.ac.jp/
おむすび権米衛      http://www.omusubi-gonbei.com/





梅雨の季節のムレ対策
 

夏本番を前にした6月は熱中症の危険度が高まる時期でもあります。体が暑さに慣れていないこともありますが、「湿度の高さ」もその一因なのだそう。一般的に湿度が高くなると、汗が蒸発しにくくなります。そのため、汗で湿った肌着を着続けると熱がこもり、熱中症を引き起こしてしまうのです。湿度の高さは不快指数にも直結するため、ムレ対策をして快適に過ごしたいものです。

ムレとは、熱気がこもり、蒸し暑く感ずること(広辞苑より)。温度や湿度が高いとムレやすくなります。そこに汗によるベタ付きが加わると、不快感は一気に高まってしまいます。

ご高齢の方は、汗やムレに気づきにくくなりがちです。衣服や肌着は生地の素材プラス機能性で選びましょう。綿や麻などの天然素材は通気性に優れていますが、最近の化学繊維は肌触りが良いものも豊富です。吸汗・速乾性や吸・放湿性、ドライといった機能がついていれば、吸収した汗を蒸発させ、汗で濡れてじっとりする不快感を軽減してくれます。

デザインは首や袖回りがゆったりしているものを選ぶと、熱がこもりにくくなります。生地の織り方もチェックしてください。楊柳や縮みのような凸凹のある素材は、肌と生地が接触する面が少ないので肌に密着せず、涼しく着られます。

一方、靴の中もかなり高温多湿な環境です。仕事などで長時間靴をはく方はニオイも気になる季節。綿の靴下やメッシュの靴などを選ぶなど、汗対策と通気性を良くすることがポイントです。靴の中に10円玉を入れておく、毎日同じ靴を履き続けない、も効果的です。

地球温暖化の影響で、高い気温が続く期間も長くなっています。ムレ対策をして、快適で健やかにお過ごしください。


※参考:
一般財団法人 日本気象協会 https://tenki.jp/
全国健康保険協会      https://www.kyoukaikenpo.or.jp/
株式会社サンドラッグ    https://cs.sundrug.co.jp/
OZmall           https://www.ozmall.co.jp/
株式会社Ai         https://www.san-ai.com/
アシックス商事株式会社   https://www.asics-trading.co.jp/shop/
パナソニック株式会社    https://panasonic.jp/
東レ株式会社        https://www.toray.co.jp/




殺菌・除菌・抗菌・滅菌、上手に使って衛生対策
 

食中毒やカビの発生が気になるこの時季、家庭でも衛生対策に気を使っている方が多いのではないでしょうか。最近は感染予防や清潔志向の高まりなどもあり、市場にはさまざまな製品が出回っていますよね。商品名のそばには除菌や抗菌という文字、報道では「消毒作業を行った」などとも聞きます。でもこの用語たち、一体どう違うのでしょうか。

実はこの「殺菌・除菌・抗菌・滅菌」という言葉はそれぞれ関係団体によって自主基準がつくられ、表示のルールが定められています。

【殺菌】は、細菌を殺すことを表しています。この用語にはどんな細菌をどの程度死滅させるかは定義されていませんが、殺菌効果をうたえるのは、医薬品や薬用石けんなどの医薬部外品のみです。

【除菌】は細菌を殺さないものの、増殖可能な生きた菌をある程度減らすことを意味しています。拭き取れるシート状のものからスプレー、ジェル、洗剤や食器洗いスポンジなど、ジャンルや製品が幅広いのも特徴です。

【抗菌】は菌を殺したり減らす効果はなく、抗菌加工を施した製品の細菌の増殖を抑制すること。細菌が嫌う銅やチタンなどを練り込んだ素材でつくられており、まな板やエスカレーターの手すり、エアコンフィルター、便座などにも使われています。

【滅菌】は、すべての細菌やウイルスを死滅または除去するという意味です。ただしそれを使って付着した菌を死滅させるということではなく、医療器具やガーゼなどに施されるものです。

【消毒】は、病原菌を害のない程度に減らしたり感染力を失わせ、毒性を無力化させることと定義されています。

食中毒の原因は「細菌」と「ウイルス」ですが、夏はサルモネラ菌やO157など細菌によるものが多いようです。手や野菜などはしっかり洗って「寄せ付けない」、正しい温度で保存し、早めに食べることで「増やさない」、加熱や除菌で「やっつける」の3点が予防のポイントです。


※参考:
政府広報オンライン          https://www.gov-online.go.jp/
食品安全委員会            https://www.fsc.go.jp/
国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター
                   http://amr.ncgm.go.jp/
日本石鹸洗剤工業会          https://jsda.org/w/index.html
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 http://www.jhpia.or.jp/
一般社団法人 抗菌製品技術協議会   https://www.kohkin.net/
朝日新聞デジタル           https://www.asahi.com/
花王株式会社             https://www.kao.com/jp/





 
 
 
 
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