デジカメの画像、子どもの運動会、パソコンのデータなどの記録を手元に残しておく場合、ほとんどは記録メディアを使います。ここでは録画用DVDの基本をおさらいしましょう。
ビデオデッキに代わり、テレビ番組録画はHDDレコーダーで行う時代。ハードディスクに録画した番組を手元に残しておきたい時にVHSテープ代わりに使うのがDVDです。CDと同じ姿形をしていますが、記録できるデータ量はCDの7倍と大容量。それもそのはず、DVDは、ハリウッドの映画業界が日本企業にCDサイズで映画を再生できるメディアの作成依頼をしたのが始まりでした。
ひとくちにDVDといっても種類はさまざま。例えばDVD-ROMは映画ソフトなどに使われる再生専用のディスクです。したがって「この映画はもう見ないから上書き録画しよう」としてもできません。
記録可能なDVDは「DVD-R」「DVD+R」「DVD-RW」「DVD+RW」「DVD-RAM」の5種類です。「DVD-R」と「DVD+R」はさまざまな機器で再生可能な高い互換性を持っています。ディスクの同じ部分への記録は一度だけで書き換えはできませんが、空きスペースに後から記録することはできます。「DVD-RW」と「DVD+RW」はくり返し記録・消去ができるディスク。見たら消去していくという使い方なら1,000回以上くり返して使えてお得です。「DVD-RAM」はMOやフロッピーディスク感覚で記録・消去・書き換えが行なえるという特徴があります。
「DVD-R」と「DVD+R」などの「-」や「+」は、それぞれ規格した団体の違いです。「-」はDVDフォーラム、「+」はDVD+RWアライアンスという団体で規格され、録画は対応した機器でないと使用できませんが、再生は相互の機器で可能です。
また、パッケージ表記の「1〜4倍速記録対応」「1〜8倍速記録対応」は、録画した映像をDVDにダビングする時の速度のことです。例えば標準(SP)モードで2時間ドラマをハードディスクに録画した場合、4倍速なら15分、8倍速なら7分程度でダビングができるという意味になります。
DVDディスクを購入する際は、(1)録画用か(2)ダビングの目的にあっているか(3)デジタル放送なら、CPRM対応のディスクか(4)記録速度、の4つのポイントをチェックしましょう。一度取り扱い説明書をじっくり読み、使えるディスクを把握しておくと失敗せずにすみそうです。それでも迷った時は、最も使い勝手のよい「DVD-R」がおすすめです。
※参考:社団法人 日本記録メディア工業会 http://www.jria.org/
イメーション株式会社 http://www.tdk-media.jp/
エアコンの普及におされ、長らく「昭和の家電」的なポジションに甘んじていた扇風機ですが、ここに来て「消費電力節約というエコの観点」、「扱いが簡単」、「手軽な価格」などから熱い注目を浴びています。最近はインテリアの雰囲気をこわさないおしゃれなものも続々登場、店頭は昭和の家電どころかデザイン家電のような様相を呈しています。
冷房効果という観点で見ても、エアコンだけで温度を下げるより風を併用して温度を下げる方が体感温度的には涼しく感じるともいわれています。
扇風機は1893年にアメリカで発売されたのが最初で、国産第1号は1894年(明治27年)。スイッチを入れると白熱灯も灯るという、照明器具を兼ねたものでした。戦時中は軍需生産のみになるなど紆余曲折を経て今に至る、歴史の長い家電製品です。
さて、扇風機は冷房器具だけでない万能選手だということをご存じでしょうか。まずは換気。窓を開けながら扇風機を回せば、室内にこもっていた空気をすばやく入れ替えられます。湿気が気になる押入れやクローゼットの換気にも応用できます。この他、衣類に扇風機の風を当てれば気になるニオイがすっと消える効果も。さらにエアコンの冷気を他の部屋に送るのにも活躍です。
空気をかくはんすることを目的としているサーキュレーターとは違い、人にあてる風をつくり出している扇風機。体にやさしい風を上手に使って、エアコンとはひと味違う健康的な涼しさを満喫してください。
※参考:社団法人 日本電機工業会 http://www.jema-net.or.jp/
株式会社阪神阪急百貨店 http://www.hankyu-dept.co.jp/
東京電力株式会社 http://www.tepco.co.jp/