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2010.04.01更新
 

牛乳も味の好みや機能で選ぶ時代です。
 

スーパーの牛乳コーナーにはいろいろな商品がずらり。違いもよくわからず、選ぶのに迷うことがありませんか?

それもそのはず、わたしたちが「牛乳」と呼んでいる飲み物は、原材料や成分の違いによって法律で細かく分類されているのです。牛乳パックの表示を見ると、種類別のところに「牛乳」とか「加工乳」などと書いてあるのがそれです。

まず、しぼったままの牛の乳である生乳を100%使用し、加熱・殺菌されていることが「牛乳」と表示できる条件です。この中に「牛乳」「成分調整牛乳」「低脂肪牛乳」「無脂肪牛乳」の4種類があります。

「牛乳」は生乳中の成分の除去や添加を一切おこなっていない時に表示できるもの。生乳中の乳脂肪などを調整していれば「成分調整牛乳」、乳脂肪分を0.5%以上1.5%以下に調整していれば「低脂肪牛乳」、生乳からほとんどの乳脂肪分を取り除いて0.5%未満にまで調整していれば「無脂肪牛乳」になります。

一方、種類別のところに「加工乳」や「乳飲料」と表示してある場合は、牛乳ではなく、その仲間。「加工乳」は、生乳にバターやクリーム、脱脂粉乳などの乳製品を加えたものです。また、原材料に乳製品以外のコーヒーや砂糖などの味つけ、カルシウムなど栄養分が添加されているものは「乳飲料」と分類されます。

また、牛乳以外の加工乳や乳飲料は、料理に使えるのか?と疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。答えはイエス。どれも同じように使えます。ただし、牛乳で固めるような一部のデザートでは、「牛乳」を使った方がよいケースもあるそうです。濃厚なおいしさを楽しみたい時は乳脂肪分高めを、さらっと飲みたい時や体型が気になる時は低脂肪や無脂肪タイプ、あるいは甘みや後味といった味の好み、栄養補助な要素、おなかがゴロゴロしないなどの機能で選べばよいでしょう。

※参考:社団法人 日本酪農乳業協会 http://www.j-milk.jp/
社団法人 全国農協乳業協会 http://www.nopla.or.jp/
全国牛乳商業組合連合会 http://www.zennyuren.or.jp/
明治乳業株式会社 http://www.meinyu.co.jp/
日本ミルクコミュニティ株式会社 http://www.megmilk.com/


景観と環境と防災に役立っている街路樹。
 

新緑の美しい季節。道を歩く時、車を運転している時に安らぎを与えてくれるのが道の両側を彩る街路樹の存在です。街路樹はただやみくもに植えられているのではなく、法律によって植栽する場所や幅、形などが決められていて、生態などの専門知識と技能を持つスペシャリストが守り育てています。

さて、この街路樹にはどのような役割があるのでしょう。まず、騒音や排気ガスをやわらげ、ヒートアイランド化を防ぐ効果があります。陽射しをさえぎって木かげをつくったり、小鳥の住みかになるなど、都市の空間にうるおいを与え、道路沿いの環境を守る役割もあります。さらにドライバーの視線をみちびいたり街の目印になるという機能も果たしてくれます。

街路樹の歴史は古く、奈良時代には道沿いに並木がつくられていました。旅人の安全と快適な交通の確保を目的としていて、植える樹木も実が食べられる果樹にし、旅中の食事をサポートする役割を果たしたようです。明治時代になると東京の銀座通りにクロマツ、サクラが植えられます。大正には主要道路のほとんどに街路樹が植えられるようになり、約25,000本にまで増えたものの、関東大震災で過半数を焼失してしまいました。しかしその時に街路樹の防災上の働きが認められ、以後、積極的に植えられているそうです。

1994年には読売新聞社が「新・日本街路樹100景」を選定し、堂々の1位には北海道七飯町の赤松街道が選ばれました。法的には「道路の付属物」である街路樹ですが、私たちの暮らしに与えてくれる効果は、はかりしれないものがあるのですね。

※参考:国土交通省 四国地方整備局 http://www.skr.mlit.go.jp/
社団法人 日本造園建設業協会 http://www.jalc.or.jp/
東京都建設局 http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/
有限会社新樹造園 http://homepage3.nifty.com/sinjyu/index.html
ななえ町公式ホームページ http://www.town.nanae.hokkaido.jp/


水に浮かぶ幻想的な風景、蜃気楼。
 
蜃気楼(しんきろう)がニュースの話題になるのは4月から5月にかけての今頃。春のこの時期は、気温や風、天気など蜃気楼が出現する条件がそろっています。

実際の風景の、上または下に虚像が出現するのが蜃気楼。この不思議な現象は水面付近に冷たい空気、その上に暖かい空気がある時に光の屈折ができることで風景が変形する仕組みです。蜃気楼には3種類あり、実際の風景の上側に伸びたり反転している虚像が見えるのが「上位蜃気楼」、水面から船などが浮いて見えるのが「下位蜃気楼」。砂漠の蜃気楼もこのタイプです。「側方蜃気楼」は 元の物体の横側に幻の像が現れるまれな現象で、有明海の不知火もこの蜃気楼の一種と言われています。

蜃気楼は紀元前のインドで書物に記されており、古くから人々に認識されていた自然現象だといえます。また、いにしえの中国では「蜃」という生物によってつくりだされたものと考えられていました。日本では、1564年に魚津で上杉謙信が蜃気楼を見たという記録が残っています。

蜃気楼は、富山県の魚津や琵琶湖、北海道の小樽などが有名で、条件によって肉眼で見えることもありますが、双眼鏡があるとより楽しめるでしょう。神秘的な蜃気楼を求めて、レジャーを兼ねてお出かけしてみてはいかがですか?

※参考:魚津市ホームページ http://www.city.uozu.toyama.jp/
魚津埋没林博物館 http://www.city.uozu.toyama.jp/nekkolnd/
黒部市吉田科学館 http://www.kysm.or.jp/
大阪市立科学館 http://www.sci-museum.jp/
琵琶湖の蜃気楼情報 http://www.biwa.ne.jp/~t-ban/index.html
北海道・東北蜃気楼研究会 http://www5f.biglobe.ne.jp/~shinkirou/north/


 
 
 
 
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