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2015.04.01更新
 

日本が誇る「おもてなし」の心
 

東京オリンピック招致のスピーチで紹介され、2013年流行語大賞をとった「おもてなし」。2007年には、高知県庁に「おもてなし課」が発足したことでも話題になりました。おもてなしという言葉は、富士山や京都といった観光スポットというハード面だけでなく、世界の方を迎えるわたしたちの心というソフトの面で、新しい日本の魅力となりつつあります。

そこで今回は「おもてなし」という言葉をひもといてみましょう。「おもてなし」は、動詞の「もてなす」の連用形名詞「もてなし」に丁寧語の「お」がついたもの。ちなみにもてなしとは、とりつくろう、取り扱う、食事や茶菓のごちそう、身のこなし、といった複数の意味を持つ言葉。これらの要素は、古くは茶道の世界の利休七則にも盛り込まれているものです。

「おもてなし」に類似する語として、「サービス」が挙げられますが、この2つは語源から見るとまったくの別ものであることがわかります。「サービス」の語源であるラテン語「servitors」には奴隷というニュアンスが含まれ、提供者と被提供者の上下関係が内包されているのに対し、「おもてなし(hospitality)」の語源であるラテン語「hopes」は、巡礼する異邦人を歓待することを示す言葉で、提供する側と提供される側は対等であることが前提となっています。そう考えると、お遍路の地である高知県でおもてなし課が発足したことや、上下関係を排した茶道の世界でおもてなしが育まれてきたこともなるほど、と腑に落ちますよね。

見返りも主従関係もない中で提供されるからこそ、相手の心に届くおもてなし。おもてなしは、チップの習慣がない日本だからこそ育まれてきた精神なのです。

※参考:
株式会社リコー     http://www.ricoh.co.jp/
U-NOTE          http://u-note.me/
おもてなし感動研究所 http://omtnsh.co.jp/


ミルク界のニューフェイス、米乳
 

ミルクといえば長らく「牛乳」を指す時代が続いていましたが、1983年に「豆乳」が登場し、第一次ブームを迎えました。その後豆乳は第二次、第三次と続き、すっかり大豆のミルクとして定着していますよね。去年の2014年には、アメリカから「アーモンド乳」が上陸し、大きな話題になりました。そして、次のブーム到来の呼び声が高いのが「米乳」。2015年ヒット予測にもその名が挙がっています。

米乳は、ライスミルク・お米ドリンクと呼ばれることもあり、玄米を中心に食塩、水、植物油などが原料の植物性ミルクです。健康志向の高い欧米では、牛乳代わりに飲まれているポピュラーな飲み物で、ベジタリアンや乳アレルギーを持つ方の代替品としても重用されています。牛乳と比べて低カロリーで低脂肪、コレステロールを含まないのですが、原料がお米由来とあって、炭水化物はやや多めです。お米が持つ自然な甘みが特徴で、さらさらしており、日本人には親しみやすい味といえましょう。そのまま飲むほか、パンケーキやシリアルなどに牛乳の代わりに使用することで、ヘルシーな一品になります。米乳は「ライスミルク」として、海外食品スーパーや百貨店などで扱っていますが、玄米とミキサーを使って、手作りすることもできます。

沖縄地方では昔は各家庭で、玄米と砂糖を煮詰めた飲み物が作られており、現在も「飲むライス」として伝統的に飲まれています。元は祭事で使用するお神酒として振る舞われていたとか。

美容と健康にやさしい注目度ナンバーワンの米乳。この春、一足お先に試してみませんか?

※参考:
クックパッド株式会社  http://cookpad.com/
NHKオンライン      http://www.nhk.or.jp/
日本豆乳協会      http://www.tounyu.jp/
アーモンド・ブリーズ   http://almondbreeze.jp/
ニフティ株式会社    http://www.nifty.com/


ご飯派のたまご、パン派のたまご。
 

白いご飯とパンとたまご。この3つは最低限にして無限のバリエーションを生む最強の食材といっても過言ではありません。1人暮らしや新生活を始める人が多いこの季節、基本中の基本である「たまごかけご飯」と「たまごサンド」の話題をお届けしましょう。

まずは「たまごかけご飯」。「TKG」(Tamago Kake Gohan)という言葉も生まれ、料理はしない人や苦手という人も、失敗知らずのお手軽メニューです。たまごを生で食べるためには衛生管理を厳重にする必要があるため、海外の人からするとたまごの生食は「信じられない」のだそうです。あのおいしさを知らないなんてもったいない! 日本に生まれて良かったですよね。

TKGはシンプルながら、実に奥深い料理でもあり、インターネットのレシピサイトには何と1500以上ものレシピが投稿されていて、たかがTKG、されどTKGなのです。しかも全国各地に専門店があるほどの人気ぶり。TKG好きには、たまごにこだわる人、ご飯にこだわる人、たれや具、トッピングにこだわる人に分類されますが、それぞれ「たまごかけご飯用」のたまごや米、醤油やたれが発売されていますので、ぜひ自分だけの究極のTKGに挑戦してみてください。

一方の「たまごサンド」。こちらもサンドイッチの定番として不動の人気を誇ります。ここ数年の食パンブームとあいまって、銀座や麻布といった都心の一等地に行列ができる店や、芸能人御用達の高級たまごサンドのお店があり、いくらでもこだわれるのはTKGと同様です。

さて、この「たまごサンド」関東と関西ではまったく別物なのをご存じですか?
関東ではたまごサンドというと、「マヨネーズであえたゆでたまご」が具であるのに対し、関西は「厚く焼いた卵焼き」が挟んであるものがいわゆるたまごサンドです。関東風のたまごサンドは「たまごサラダサンド」と呼ばれ、コンビニなどでは別ものとして一緒に並んでいるそうです。

TKGもたまごサンドも庶民的な食べ物ですが、たまには高級食材を手に入れて楽しむのもいいかもしれませんね!

※参考:
味の素株式会社             http://www.ajinomoto.co.jp/index.html
クックパッド株式会社           http://cookpad.com/
イセ食品株式会社            http://www.ise-egg.co.jp/
株式会社ゴールドエッグ         http://www.cgegg.co.jp/
合資会社 土師物産            http://otentosamahonpo.jp/
日本たまごかけごはんシンポジウム http://tama-shinpo.jugem.jp/
天のや                    http://www.amano-ya.jp/
テレビ朝日                 http://www.tv-asahi.co.jp/


 
 
 
 
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