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2016.09.01更新
 

近づかない、脅かさない、おびきよせない。秋のクマにご注意!
 

テディベアなどキャラクターとしても愛されているクマ。世界には8種類のクマがおり、そのうち日本には北海道にヒグマが、本州以南にツキノワグマが生息しています。クマは雑食性で昆虫や一部の動物を食べることがあるものの、主食は木の実などの植物です。

今年の春は、クマにまつわるニュースをよく見聞きしましたね。冬眠から覚めたクマがタケノコなどの食料を求め、人間と鉢合わせしたものと考えられています。春も終わってひと安心と思いがちですが、実は人間にとって一番危険なのは秋です。クマが冬眠のためにたくさん木の実を食べ、十分な脂肪を蓄えなければならないためです。

クマは本来は臆病な性質で、人間を恐れ人里にもそうそう出没しませんでした。ところが近年の山の環境の変化や、人間が出す生ゴミによる誘引物の増加など、さまざまな要因が重なり、人間との遭遇が増えているといわれています。さらに狩猟者に遭遇することなく育ち、人を見ても逃げない新世代のクマが増えているという分析もあります。人から餌をもらったクマは、人を餌の供給源として学習し、結果的に人を襲うクマになります。絶対に餌を与えてはならないと言われるのはこのためです。順応力と学習力が高いので一度「人間=食べ物」と認識すると、以降食害を繰り返すという説もあります。

クマの被害に遭わないためには、人間側がクマの生態や行動をよく知って遭遇しないようにするのが一番です。万一遭遇してしまった時は、刺激しない・背中を見せずそっと離れる・クマ撃退スプレーを使う方法が有効とされています。また、鈴やラジオを鳴らす方法も現在は賛否両論あり、逆にクマをおびきよせているという意見もあるため、慎重に行動したいものです。

人間への被害がある一方で、クマは食べた植物の種をフンにして植物の繁殖に一役買うなど生態系を支えています。そのため、保護と捕獲の両面での施策が課題です。すでに島根県とWWFジャパンによる、クマとの共存を目指すプロジェクトが始まっているそうです。

秋になり、行楽や登山などで山に行く機会も増えます。私たちが被害に遭わないようにすることが、クマを「加害者」にしないことにつながります。


※参考
環境省         http://www.env.go.jp/
産経ニュース      http://www.sankei.com/
日本クマネットワーク  http://www.japanbear.org/cms/
WWFジャパン      https://www.wwf.or.jp/
新潟県ホームページ   http://www.pref.niigata.lg.jp/


手軽においしくくだものを。ドライフルーツ。
 

暑さのピークも超え、くだものがおいしい季節を迎えます。しかし、最近は少人数世帯の増加や現代人の忙しい生活を反映してか、洗ったり切ったり、皮をむいたりと手間のかかるくだものを食べる機会が少なくなりつつあります。この傾向は「くだもの離れ」として、話題にもなりました。

そんな中、ドライフルーツの消費量が増えています。その人気の理由のひとつが、生のくだものと違って保存がきき、手軽に食べられることでしょう。今ではさまざまな国からドライフルーツが輸入され、専門店ができるほどの人気ぶりです。中には、手間をかけずにくだものを食べたいという目的が入れ替わり、好きなくだものを買って来て手づくりする人もいるそうですよ。

ドライフルーツとはその名の通り「乾燥させたくだもの」です。くだものを天日干しするだけなので歴史も古く、紀元前6千年頃のメソポタミアやエジプトではすでに乾燥させたナツメヤシなどが食べられていました。古代ローマでは、スポーツの賞品が干しぶどうだったという記録もあります。保存食として重宝されていたほか、古代中国では漢方薬として用いられていたようです。また「干し柿」や「梅干」は日本の伝統的なドライフルーツです。

さて、ドライフルーツというと何を思い浮かべますか?おそらく一番なじみ深いのは干しブドウではないでしょうか。他にもマンゴー、いちじく、プルーンといったところから、いちご、パイナップル、メロンのようなスーパーのくだもの売り場で見かけるものまで数えきれないほどの種類があります。それらのくだものを、昔ながらの天日干しのほか、低温でのオーブン乾燥、油で揚げる、フリーズドライなどさまざまな加工法によってドライフルーツに仕上げているのです。

生では果肉しか食べられないくだものも、乾燥させることで皮ごと食べられ、甘みや凝縮された栄養分を効率よく摂取できるのもドライフルーツの特長です。ただし、カロリーはそれなりにあるので、食べ過ぎには注意しましょう。そのまま食べたり、ヨーグルトやシリアルに混ぜるのが定番ですが、料理とも好相性です。肉の煮込み料理に入れれば肉が柔らかくなるほか、カレーも食べやすくおすすめです。中央アジアでは、ドライフルーツを入れてつくる炊き込みごはん「プロフ」が家庭料理にもなっています。お気に入りの食べ方を探してみるのもいいですね。


※参考
株式会社岡昇       http://www.okasyo.co.jp/
株式会社ノヴァ      http://www.nova-organic.co.jp/
株式会社小島屋      http://www.kojima-ya.com/
丸果石川中央青果     http://www.maruka-ishikawa.co.jp/
正栄食品工業株式会社   http://shoeifoods.co.jp/
ハウス食品株式会社    http://housefoods.jp/


髪の寝ぐせの正体
 

朝起きたら、髪の毛がハネて変なクセがついていた!「寝ぐせ」は誰もが経験したことがあると思います。寝ぐせをつけないようにすれば解決する問題なのに、それがむずかしい。ただでさえ時間のない朝、困っている方も多いのではないでしょうか。

寝ぐせがつくのは、湿った髪の毛が乾く瞬間です。ちょっと専門的な話をしますね。髪は、水に濡れると自由に形を変えられる「水素結合」と、パーマ液など薬品でしか形を変えられない「化学結合」の2つのバランスで形が決まります。このうち寝ぐせに関係するのは水素結合です。

シャンプーをして水に濡れた髪は、水素の結合が切れた状態。新たに水素が結合する、つまり髪の形が決まるのは髪が乾く瞬間です。形を決めて乾かし、狙い通りに水素結合させるのがスタイリング。逆に枕などに押し付けられた髪の毛が、乱れた状態で水素結合してしまったものが寝ぐせというわけです。なかでも、赤ちゃんや子どもの髪の毛は細くてからまりやすく、寝ぐせがつきやすいので注意してあげてください。

この原理からもわかるように、寝ぐせを防ぐにはシャンプー後は完全に髪を乾かす、これに尽きるようです。ドライヤーを使う時は、できるだけ風量の大きいドライヤーを使う、髪の根元に指を入れて動かしながら温風を入れる、髪の傷みを防ぐために温風と冷風を切り替えながら乾燥させる、の3点です。ちなみに髪の毛は、乾ききった途端に髪の表面温度が上がって傷み始めるので使いすぎに注意しましょう。

毎晩完全に乾かすのはなかなか難しく、乾かしたと思っても翌朝寝ぐせがついていてがっかりすることもしばしば。そんな時は、お湯や寝ぐせ直しウォーターなどで髪を根元から濡らし、目の粗いくしで整えると手早く直せます。

ヘアスタイルが決まらないと、気分も台無しです。寝ぐせを攻略して自信を持ってお出かけしたいものですね。


※参考
花王株式会社         http://www.kao.com/jp/
株式会社資生堂        https://www.shiseido.co.jp/
campus magazine       http://magazine.campus-web.jp/
株式会社ミンクスワールド   http://www.minx-net.co.jp/
ベビータウン         http://www.babytown.jp/


 
 
 
 
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