暮らしの情報・豆知識
2022.01.05更新
 

不正と戦う、セキュリティコード
 

 買い物に出かけなくてもパソコンやスマートフォンを利用してショッピングができる現代においては、常に情報セキュリティ対策を意識する必要があることはご存じでしょう。情報処理推進機構が公開した「情報セキュリティ10大脅威2020」では、スマホ決済の不正利用、フィッシングによる個人情報の詐取に次いでクレジットカード情報の不正利用がトップ3に上げられています。
 そんな不正利用を防ぐのが、セキュリティコードです。クレジットカードの裏面にある3〜4桁の数字ですが、店頭でカードを使う時は、この数字を求められることはありませんよね。ところがネットショッピングの際は、必ずといっていいほど入力を要求されます。これは、ショッピングをする利用者の手元にきちんとクレジットカードがある、ということを証明する行為なのです。
 以前は、ネットショッピングでのカード決済は、カード番号や有効期限、名前の情報のみを入力すればOKでした。ところが、スキミングという手口を使ってカード情報を抜き取り、偽造カードを複製する、盗み見したカード番号を悪用してネットショッピングを行うなど犯罪が増加。そこで、セキュリティコードを設定し、入力することで「持ち主が使用する、本物のクレジットカード」の証明となり、不正利用を防ぐというわけです。
 セキュリティコードは、カードに数字が印字されているだけです。このアナログな面が実は重要で、万一カード情報を抜き取られることがあっても大丈夫なのだとか。とはいえ、カード番号やセキュリティコード等は他人に知られないよう厳重な管理が必要です。
 また、現在の「カード利用明細書」の主流は、郵送ではなくWEBです。つい見落としがちですが、明細書は必ずチェックをし、心当たりのない請求には迅速な対応ができるよう習慣づけをしたいものです。

※参考:
情報処理推進機構          https://www.ipa.go.jp/
総務省               https://www.soumu.go.jp/
東日本電信電話株式会社       https://www.ntt-east.co.jp/
一般社団法人日本クレジット協会   https://www.j-credit.or.jp/
株式会社オリエントコーポレーション https://www.orico.co.jp/
三井住友カード株式会社       https://www.smbc-card.com/index.jsp
三菱UFJニコス株式会社        https://www.cr.mufg.jp/


時代と感情を表す、すごい眉
 

 「眉をひそめる」「眉ひとつ動かさない」、、私たちはこの慣用句を聞いただけでその人がどんな表情をしているのかを想像することができますよね。眉は、太さや形によってやさしそうな人だと思われたり勇ましく見られたりと、人の印象を左右するパーツでもあります。眉に関する慣用句に感情を表すものが多いのも納得です。
 実は、眉毛があるのはヒト(ホモ・サピエンス)だけです。ゴリラやチンパンジーなど、人間に近い動物ですら、目の上に毛があるものの顔にも生えていて区別がつかないので「眉」とはいえないのだそう。
 眉には、汗やゴミなどから目を保護する、光を遮断する、といった機能的な役割もちゃんとあります。また、他人に気持ちを伝える道具として「表情を作る」という大きな役割も担っています。最近の研究では、眉の動きによってバリエーションに富んだ表情が可能になったことが、人類の生き残りにつながったのではないかという説が有力だそう。眉によってコミュニケーションをとりやすくなったヒトは、仲間を作り、力を合わせて生き延びたというのです。
 そんな眉を身分や階級の象徴と位置づけたのが平安時代の公家たちです。地位の高い人は男女ともに、もともとの眉を抜いたり剃り落としたりして、おでこに楕円形の眉を描くという眉メークをしていました。感情を表に出すことをよしとしない高貴な人々は、描いた眉なら感情があらわにならず、常に穏やかで高貴なたたずまいを醸し出せたのでしょう。
 眉は時代を表すと言われます。1980年代には男女雇用機会均等法の誕生もあって強い意志や自立する姿勢を表す「太い眉」が流行りました。今では眉のお手入れをする男性も珍しくなくなり、男女を問わず自分を表現する大切なパーツと言えます。眉毛がボサボサ、または若い頃の眉メークから変えていないという方は、アップデートした眉で1年をスタートしてみてはいかがでしょう。

※参考:
日本医師会     https://www.med.or.jp/
エキサイト株式会社 https://www.excite.co.jp/
ヤフージャパン   https://www.yahoo.co.jp/
くすりの博物館   http://www.eisai.co.jp/museum/index.html
株式会社資生堂   https://www.shiseido.co.jp/
ポーラ文化研究所  https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/
CanCam公式サイト https://cancam.jp/


お料理用語の「分量」の秘密
 

 インターネットや書籍など、料理のレシピが無限にあるこの時代。白菜が丸ごと1個あるからこれを使う料理を、といったように、手元にある素材からメニューへとたどり着くことも多いようです。
 ところがレシピに時折出てくるのが「塩少々」「ひたひたの水」といった、いわゆる料理用語。核家族化が進んだ現在の家庭では、その場で教えてくれる親や祖父母が不在で、レシピを前に首をかしげてしまうこともありますね。深く考えずよしなにやっている、そこはざっくり適当に作ることにしている、という声も少なくないようです。
 でも、実はこの料理用語には、目安の量や定義があるのをご存じですか?例えば出現度の高い塩関係。「塩少々」は2本の指でつまんだ量で、およそ0.5グラム。「塩ひとつまみ」は3本の指でつまんだ、およそ1グラム。同じような言葉に思えても微妙に使用量が異なるのです。
 同じくにんにくや生姜の「ひとかけ」とはどのぐらいの量なのでしょう。にんにくは、皮をむいて7〜8個ほどの実のうち1個がひとかけです。チューブを使う時は、500円玉くらいの大きさ1つがひとかけ分です。生姜は、親指第一関節くらいがひとかけ。これでおよそ10グラムほどです。チューブだと500円玉の大きさを2.5個ほど。生姜は意外と多いですね。
 「ひたひたの水」は、鍋の中の材料が水から少し頭を出しているくらいの水加減をいい、鍋の中の材料が水面から出ない「かぶるくらいの水」より少なめになります。
 そして料理の要ともいえるのが火加減です。強火が鍋底全体に火が当たるくらい、中火は鍋底に炎の先が当たるくらい、弱火は鍋底に火は当たらない、とろ火はやっと火がついているほどの小さい火のことをさします。
 料理は奥が深いといわれますが、さじ加減という言葉もあるように、いい塩梅で行えたらしめたもの。経験からの分量や方法も素敵ですが、基本を知っておくと失敗なく作れることうけあいです。

※参考:
ハウス食品株式会社  https://housefoods.jp/
オレンジページnet   https://www.orangepage.net/
クックパッド株式会社 https://cookpad.com/


 
 
 
 
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