暮らしの情報・豆知識
2025.05.01更新
 

運転免許証の数字の秘密
 

警察庁の統計によると、令和4年(2022年)現在の運転免許保有者数は8184万人。世の中にはいろいろな「免許」がありますが、これほどポピュラーな免許はないかもしれません。毎日持ち歩いているけれど、じっくり見ることもなく日々過ごしている方も多いのではないでしょうか。
でも実は免許証は情報の宝庫で、知っている人が見れば一目瞭然!今回は、謎めいたその番号についてのお話です。
免許証の番号といわれる12ケタの番号の、左から1、2番目(いわゆる上2ケタ)の数字は、初めて免許証の取得をした場所の公安委員会の番号です。
【北海道】は10番台で、北海道10、函館11、旭川12、釧路13、北見14。
【東北】は20番台で、青森20、岩手21、宮城22、秋田23、山形24、福島25。
【関東甲信越】は東京が30、他は40番台で、茨城40、栃木41、群馬42、埼玉43、千葉44、神奈川45、新潟46、山梨47、長野48、静岡49。
【北陸・中部】は50番台で、富山50、石川51、福井52、岐阜53、愛知54、三重55。
【関西】は60番台で滋賀60、京都61、大阪62、兵庫63、奈良64、和歌山65。
【中国】は70番台で鳥取70、島根71、岡山72、広島73、山口74。
【四国】は80番台で、徳島80、香川81、愛媛82、高知83。
【九州・沖縄】は90番台で、福岡90、佐賀91、長崎92、熊本93、大分94、宮崎95、鹿児島96、沖縄97。
転居などをして、例えば東京で更新をすると、免許証の右下には「東京都公安委員会」と表示されますが、免許証番号を見れば出身地や免許取得時の居住地などがわかるのです。
左から3、4番目の数字は、免許を取得した年の下2ケタです。2001年の取得であれば「01」、2025年だと「25」です。そのあとの5〜10番目の数字は管理番号といって、その意味は未公表となっています。11番目はチェックデジットと呼ばれる検証用の数字で、クレジットカードなどにも使われているものだそうです。最後の下1ケタは、紛失盗難などによる再交付の回数です。最初は全員0ですが、再交付のたびに数字も大きくなり、9回を超えたら0に戻ります。
さて免許証の数字といえば、交付年月日の隣に5ケタの数字があるのはご存じですか? これは交付日ごとに割り当てられる照会番号で、各公安委員会により異なる基準で割り振りが決められています。
免許証は運転するのに必要なだけではなく、自分が自分であることを証明するものでもあります。近年は偽造免許証も増加していて犯罪に利用されることも多いので、扱いには細心の注意を払いましょう。これから免許を取得する方もベテランドライバーも、秘められた番号の謎を知れば、会話のきっかけにもなりそうですね。

※参考:
警察庁       https://www.npa.go.jp/
Gazoo       https://gazoo.com/
株式会社IDOM   https://221616.com/


暮らしの中で活躍するドローン
 

今から10年前の2015年、航空法が一部改正され、新たな飛行ルールが導入されました。対象となったのは無人航空機、いわゆるドローンやラジコン機です。テレビやインターネットの動画などでドローンという言葉を目にすることも増えてきました。
ドローンとは「構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作または自動操縦により飛行させることができるもの」と定義され、航空法上では無人航空機に分類されています。名前の由来となった「ドローン(Drone)」は蜂のオスという意味で、これはドローンの飛行音が雄バチの羽音に似ているからという説と、第二次世界大戦のイギリス軍で使われた射撃訓練用標的飛行機の名前「クイーン・ビー(女王バチ)」にちなんでつけられたという説があるようです。
ドローンの用途としては、趣味用、スポーツ・競技用、産業用、災害用があげられます。
「ドローンなんて私には関係ないわ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。たしかに100グラムを超えないドローンは航空法の規制を受けないので、飛ばして楽しむ愛好家も増えています。しかしそれだけではありません。わたしたちの暮らしに活用されるさまざまな用途が期待されているのです。例えば農業分野では、農作物の生育状況の確認をはじめ、肥料や水、農薬の散布にドローンが使われています。また測量や建設では、橋やダムといった設備の点検で使われるなど、インフラのメンテナンスに欠かせません。さらに災害が発生した時は被害状況の確認や捜索活動に活用されていて、将来的には救援物資の輸送も視野に入っているのだとか。
そして今後いっそう本格化すると言われているのが、物流や配送の分野です。すでに長崎県五島市では、医薬品や生活用品のドローン配送が始まっているほか、各地で宅配や郵便サービスの実証実験が行われています。
暮らしの中のドローンは、わたしたちの日々の生活の中に根付き始めています。空を見上げればそこにはいつもドローンが飛んでいる、そんな時代の到来も遠くないようですよ。

※参考:
国土交通省           https://www.mlit.go.jp/
東日本電信電話株式会社     https://lumiarch.ntt-east.co.jp/
産経新聞社           https://www.sankei.com/
KDDI株式会社          https://biz.kddi.com/
株式会社ENEOSフロンティア   https://eneos-frontier.net/
株式会社マゼックス       https://mazex.jp/
そらいいな株式会社       https://sora-iina.com/


「滞在すること」を楽しむ
 

今月は大型連休もあってレジャーや観光地のにぎわいを伝えるニュースも多く、どこかにお出かけしたくなるシーズンですね。
さて、旅行というと目的地を決め、観光地めぐりをしたりご当地グルメを食べたりというのがオーソドックスなスタイルだと思いますが、ここ10年ほど若い世代が楽しんでいるのが「滞在することを楽しむ」旅だといわれます。それをかなえているのがホテルです。
ホテルの歴史は中世ヨーロッパにさかのぼります。十字軍や巡礼の旅人が宿泊するために「ホスペス」という施設があり、そこから「おもてなし」を意味する「ホスピタリティ」に由来しホテルになったとされています。日本では1860年(安政7年)、横浜に誕生したヨコハマ・ホテルが国内初のホテルです。余談ですが、世界最古の宿としてギネスに登録されているのは山梨県にある宿だそうですよ。
さて、ホテルは用途や立地にあわせていろいろな業態が存在するのですが、国際的には「ラグジュアリー」(最高級)からバジェット(低料金)まで5つのランクに分類されるのが一般的です。宿泊料金だけでなく、設備やサービスを含めたランク分けです。
1980年代になると、それまでのランクとはまったく違うコンセプトの「ブティックホテル」が登場します。「ラグジュアリーでありながら、個性的」なブティックホテルの流れをくんで2007年ロンドンに誕生したのが、「アンダーズ」というホテル。ゲストに合わせた高品質なサービスやおもてなしのあり方は、それまでのホテルの概念とは異なる新しいものでした。それが「ライフスタイル・ホテル」と呼ばれる「滞在することを楽しむ」ホテルです。2014年、日本にアンダーズが進出し、ライフスタイル・ホテルへの関心が一気に高まりました。
では、ライフスタイル・ホテルとは具体的にはどのような宿泊施設なのでしょうか。いわゆるホテルらしい外観ではなく、おしゃれで個性的な建物デザインをはじめ、室内や設備、サービスまで一貫したコンセプトに基づいてつくられた、デザイン性の高い空間が特徴です。また地域の文化やコミュニティとの連携をするなどの付加価値をつけることで、「そこでしかできない体験」ができる特別な滞在ができるのです。
豪華だけど画一的なホテルよりも、自分の美意識や価値観に合ったホテルに泊まり、地元の人が行くお店やふだん着の街を楽しむ。次の旅は、ライフスタイル・ホテルを選んでみませんか?

※参考:
一休.com             https://www.ikyu.com/
トラベルボイス           https://www.travelvoice.jp/
東京YMCA国際ホテル専門学校    https://hotel.ymsch.jp/
株式会社テラモト          https://www.teramoto.co.jp/


 
 
 
 
キーストーンコンサルティング株式会社 〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野1-2-39 4F TEL 093-551-6325 FAX 093-551-6326保険相談・教育費積立相談・経営コンサルティング対応エリアは全国です 東京、大阪、名古屋、をはじめ 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県 香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県