9月になると、メディアで「防災」という言葉をよく耳にしますね。職場での備えは万全でも、ご自宅の防災リュックとなると、「そういえば、いつ準備したかな…?」と、つい後回しになっていませんか。
せっかく準備した防災リュックも、いざという時に役に立たなければ宝の持ち腐れ。今回は、そんな「しまいっぱなしの備え」を見直すためのヒントをお届けします。
防災リュックの中身は、意外と時間と共に変化します。例えば、5年保存と書かれていた非常食の賞味期限が、いつの間にか迫っているかもしれません。懐中電灯に入れっぱなしだった電池が液漏れを起こし、いざという時に使えない、なんてことも考えられます。また、お子様の成長で必要なものが変わったり、ご自身の常備薬に変化があったりと、家族の状況も数年前とは違うはず。さらに、今や必需品となったマスクや除菌シートは、以前のリュックには入っていない可能性もあります。
「完璧にしなきゃ」と考えると大変ですが、まずはリュックを引っ張り出して、中を眺めてみるだけでも大きな一歩です。さらに、この「備え」をより無理なく日常の習慣にするための賢い知恵が、「ローリングストック」という考え方です。
普段から使う水やお米、缶詰などを少し多めに買っておき、古いものから使って、使った分を買い足していく。たったこれだけです。「備蓄しなきゃ!」と気負わずに、いつもの買い物ついでにできるのが良いところ。無理なく、無駄なく、自然と備えが日常の一部になります。
この機会に、ご家庭の「万が一の備え」について、改めて考えてみてはいかがでしょうか。もし、ご自身やご家族にとって最適な備えが何か迷ったときは、自治体の防災サイトを参考にしたり、防災士のような専門家に相談してみるのも良いかもしれません。
※参考:
首相官邸 https://www.kantei.go.jp
農林水産省 https://www.maff.go.jp
気象庁 https://www.jma.go.jp
東京都 https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp
暦の上では秋を迎えましたが、日中の厳しい残暑はまだ続きそうですね。その一方で、「なんだかスッキリしない」「夏の疲れが溜まっている気がする…」なんてことはありませんか。
その不調、もしかしたら「秋バテ」のサインかもしれません。今回は、季節の変わり目を心地よく乗り切るための、簡単なセルフケア術をご紹介します。
夏の私たちは、実はとても頑張っていました。暑い屋外と涼しい室内の行き来で、体温調節機能はフル稼働。冷たい飲み物や食べ物で、胃腸も少しお疲れ気味です。そんな夏のダメージが、気温が変化しやすい秋になって、だるさや食欲不振といった形でひょっこり顔を出す。これが「秋バテ」の正体です。決して珍しいことではなく、誰にでも起こりうることなのです。
そう聞くと少し構えてしまうかもしれませんが、対策は決して難しいことではありません。いつもの生活に、ほんの少しプラスするだけでOKです。
たとえば、朝の一杯を冷たいものから白湯や温かいお茶に変えるだけでも、内側からじんわりと体が温まります。また、夜はシャワーで済ませずに、ぬるめの湯船にゆっくり浸かると、心も身体もほぐれて一日の緊張が和らぐでしょう。食事の面では、きのこや根菜、秋刀魚といった栄養たっぷりの旬の味覚を積極的に取り入れるのもおすすめです。秋の恵みは、夏の疲れを癒やす最高のエネルギー源になります。
ご自身の体調は、最高のパフォーマンスを発揮するための大切な資本です。セルフケアを試しても不調が続くようなら、無理せず、かかりつけ医など専門の窓口に相談してみると安心ですね。
※参考:
大正製薬株式会社 https://www.taisho.co.jp
養命酒製造株式会社 https://www.yomeishu.co.jp
株式会社ウェザーニューズ https://weathernews.jp
TJK東京都情報サービス産業健康保険組合 https://www.tjk.gr.jp
目まぐるしい毎日の中で、一日の終わりに、思考を「オフ」にするためのお気に入りの時間はありますか?今回は、そんなリセットタイムのお供として、今ひそかなブームとなっている「お香」の魅力をご紹介します。
「お香」と聞くと、少し古風なイメージがあるかもしれません。でも実は、今の「お香」はもっと気軽に、もっとおしゃれに進化しているんです。
人気の秘密は、その手軽さと、心に響く奥深さにあります。デスクの片隅で、ゆらりと立ち上る一筋の煙。ふわりと漂う心地よい香り。その光景をただ眺めているだけで、不思議と心が静かになり、頭の中が整理されていくような感覚になります。スマホやPCから少しだけ離れて、五感に集中する時間。そんな「何もしない時間」を、お香は手軽に演出してくれます。最近では、伝統的な香木だけでなく、ハーブやフルーツの香りなど、気分に合わせて選べる多彩なラインナップも魅力です。
楽しみ方はとても簡単。気に入った香りのスティックタイプのお香と、小さな香立てがあれば、すぐに始められます。例えば、リフレッシュしたい朝には柑橘系の爽やかな香りを。集中したい仕事の合間にはミントやローズマリーなど、スッとする香りが気分転換に役立ちます。そして、一日の終わり、深くリラックスしたい夜には、白檀(びゃくだん)などの落ち着いた木の香りが、穏やかな時間へと誘ってくれるでしょう。
来客時に、おもてなしとしてほのかに焚いておくのも、とても素敵です。きっと「おっ」とセンスを感じさせる、良いコミュニケーションのきっかけになりますよ。
暮らしの中に、ほんの少し「余白」をつくる習慣が、きっと明日への活力に繋がるはずです。こうした日々の豊かさが、より充実した人生設計のヒントになるのかもしれませんね。
※参考:
株式会社日本香堂 https://www.nipponkodo.co.jp
株式会社松栄堂 https://www.shoyeido.co.jp
ELLE(ハースト婦人画報社) https://www.elle.com/jp
カメヤマ株式会社 https://www.kameyama.co.jp